オナガシジミの卵-日光野鳥研究会
週末は、日光でした。東京地方が大雪だったので、どんなに凄い雪かと思ったら例年並の積雪、それなりに寒い日光でした。
今回の日光行きは、私が顧問をしている日光野鳥研究会の新年会でした。会員のW辺さんがオーナーのペンショントロールの森で、ひたすら食べて飲んでおしゃべりをする会です。この会の活動は、もう10数年を越えています。この会は、鳥ばかりではなく植物からチョウ、天候まで、自然について興味と知識を持った方たちが集まっています。私のように鳥しか知らない人間は、自然について浅学不明の輩であることを思い知らされること、たびたびです。
今日は、二日酔いと寝不足の中、大谷川の河原で生き物を探しました。ベニマシコの群れが飛び交い、カヤクグリがささやいています。そんな中、チョウに詳しいE村さんが、サワグルミの芽に付いたオナガシジミの卵を見つけました。どうしてこんな小さな卵がこの芽に付いているのがわかるのか、超能力ならぬ蝶能力です。写真では、白くて全体にボツボツした突起があり、中央が凹んで見えるのがオナガシジミの卵、2つ並んでします。
そして、小さな卵を皆で集まって観察です。「どこ?」「見えない」「見つけた!」と大いに盛り上がります。
自然を見る目さえあれば、こうして生き物の息吹を発見できることを今日、改めて学びました。私にとって、この会は生の自然を前に自然を学ぶことができる貴重な場です。また知識ばかりでなく、こうした仲間が私を支えてくれています。おかげで、自信を持って活動を展開することができます。また、新たな1年が始まり今年も仲間とどんな自然を体験できるのかと、思うとわくわくしてきます。
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