タカサゴモズの声を聞きに-東京港野鳥公園
今日は暖かそうで風もないので、東京港野鳥公園へ。行きの電車のなかで、日本野鳥の会の『野鳥』誌を編集しているSさんとばったり会いました。彼女はこれから仕事、こちらは遊びに行くようで申し訳ない感じです。
東京港野鳥公園来訪の目的は、タカサゴモズの声を聞きたいと思ったのです。ですから、こちらもいちおう仕事なのです。
この公園は羽田空港が近いので正月は飛行機の発着が多いだろうと、正月休みをずらしました。ところが、今まで溜まっていた物流がいっせいに動き出した感じで、コンテナを運ぶ大型トラックの量が多く騒音がすごくて、録音は断念いたしました。
公園に入ると、ヒヨドリとツグミの群れが飛びかっています。とにかく、鳥が多い感じで、にぎやかです。そのため猛禽類も多く、少なくとも3羽のノスリを見ることができました。
タカサゴモズのポイントに行くとカメラマンが3人ほど、他の場所にも同じくらいですからブームは去った感じです。しばらく見ていると、タカサゴモズは50mくらいまでやって来てくれます。そこで鳴いてくれれば間違いなく聞こえそう、録音はギリギリといった感じの距離です。小1時間ほど見て動きの傾向はわかりましたが、残念ながら1声も鳴いてくれませんでした。
あとで、レンジャーの方にうかがったら、あまり鳴かないとのこと。彼女が聞いたのは夕方で、モズの声とは明らかに違ったとのこと。そして、狂ったようにけたたましい声だったそうです。
私は香港と台湾で、タカサゴモズには遭遇しています。しかし、声を聞いた記憶はありません。動画投稿サイトに、タカサゴモズの映像はけっこうあるのですが、音声が付いているのはわずかです。やはり、あまり鳴かないようですし、鳴いても確かにモズとは違った声、鳴き方をしています。飛び去ってしまう前に、ぜひとも生の声を聞いてみたいですね。今度は、トラックが少ない休日に行って、夕方まで粘ってみようと思います。
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