ふたたび和田倉門-ハチジョウツグミか
昨日の観察会は雪の中。それでも多くの参加者の皆さんに集まっていただき、鳥もそこそこ出現してくれました。この見つけた鳥のなかに、ちょっと気になる鳥がいました。それは、集合場所近くにいたツグミです。吹雪のなかでしっかりと確認できなかったのですが、脇に赤みのある亜種ハチジョウツグミに見えたのです。
気になったので今日の午後、確認のために同じ場所に行ってみました。今日は、昨日とはうって変わって良い天気です。ただ、お堀端を吹き抜ける風は冷たく、寒さは変わりない感じです。近くを探すと、くだんのツグミを見つけました。
以前記事にした六義園のハチジョウツグミ同様、色の淡いタイプです。本来、脇腹の黒い部分がほんのりと赤茶色をしています。羽毛の先の白い部分がもっと擦れてくれば、もう少しははっきりすると思います。なお、頭には丸みはありますが嘴はそれほど太く長く見えませんでした。よりツグミに近いハチジョウツグミ、3畳ツグミくらいかなと言ったところでしょうか。
昨日と同じコースを歩くと、ツグミがこのほかに2羽がいました。いずれも、よりきれいなタイプで脇腹はほとんど黒、ただよく見ると下腹の脇に赤茶色の羽が少しありました。腹の脇に赤茶色の羽毛が出る形質は多くのツグミが持っているものかもしれません。それにして、1時間ほど観察を続けましたが、一声も鳴かず。声による違いは、確認することはできませんでした。
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引き続き自己レスです。写真のツグミは、Birds of East Asia(Mark Brazil・2009)によるとハチジョウツグミの雌の1年目の冬羽となります。なお、この図鑑では別種としています。
この図鑑から四畳半ツグミとか三畳ツグミは、れっきとしてハチジョウツグミであることがわかりました。
投稿: まつ | 2013年2月25日 (月) 20時22分