イタヤカエデのシロップ-日光産
日光の自然の師匠、E村さんからメイプルシロップをいただきました。なんと、日光のイタヤカエデの樹液から作ったものです。この小さなな容器に入っているだけで、樹液1,3リットル。牛乳の1リットルパック1本以上を煮つめて作ったとのこと。37倍に濃縮したものだそうです。
たいへんお恥ずかしい話なのですが、私はカナダのメイプルシロップはあの売られている状態のまま木から出てくるものとずっと思っていました。濃縮することで、蜂蜜と同じくらいの甘さと濃度になるというのを教えてくれたのもE村さんです。
さっそく、パンケーキを焼いてその上にかけて食べてみました。色は、メイプルシロップらしい蜜の色をしていますが、カナダ産のものより薄い色です。かけてみると、さらっとしています。そのため、パンケーキの上を流れず染みていきます。ほのかにメイプルシロップ独特の香りがあり、どちらかというとすっきりとした甘さです。おかげで、いくらでも食べられます。
この甘さは、日光の自然の恵みです。春の芽吹き、夏の葉陰を通る涼風、秋の紅葉、冬の落ち葉を踏みしめて歩く山道を思い浮かべながら、おいしくいただきました。
E村さん、ごちそう様でした。
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