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2013年2月11日 (月)

ハシボソガラスの巣作り開始-日光

 連休は日光でした。それにしても、今日の戦場ヶ原は寒かったですね。自動車の温度計では、マイナス6度。風があるので、体感的にはマイナス10度以下に感じます。地吹雪が吹き荒れ、鳥はコガラが1羽だけ。昨日は、レンジャク類が見られたそうですが、今日はダメでした。
 市内に下りてきても、この寒さは変わらず。それなのに、杉並木では巣材を運ぶハシボソガラスがいました。写真は、巣材を置いたスギの中から飛び出すハシボソガラスです。

Carrioncrow130211

 日光では、カワガラスがさえずり、アカゲラがドラミングする季節ですから、もう鳥たちの繁殖期は始まっています。ですから、珍しいことではないと思います。ところで、一方のハシブトガラスの巣材運びが見られるのはだいたい3月下旬、お彼岸の頃です。ハシボソガラスの方は、1ヶ月以上早い巣作りとなります。一説には、ハシブトガラスは南方系、ハシボソガラスは北方系のため、寒さに強いハシボソガラスは寒い季節から繁殖を始めるということだそうです。
 私が六義園で調べたところ、ハシブトガラスの死骸が見つかるのは3~4月。この期間で年間のおよそ70%の死骸が見つかっています。野生動物の死因の多くは餓死だと思いますから、ハシブトガラスにとって食べ物のない季節となります。木の実を食べ尽くし、昆虫がまだ出てこない逢魔時と解釈しています。
 一方、ハシボソガラスは今巣作りをしているのですから、ハシブトガラスの死骸の多い頃に卵が孵り、子育ての真っ最中となります。ハシブトガラスが餓死する季節に、ハシボソガラスは食べ物を必要とする子育てをしていることになります。ハシブトガラスの木の実食とハシボソガラスの草の実食という食性の違いだけでは、ちょっと説明ができない事柄です。
 いずれにしても身近なカラスたちですが、解らないことが多いですね。

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