1日40,000人-六義園
職員の話によると、先週土曜日の六義園の入園者数は、なんと40,000人だったそうです。今までの最多数が1日35,000人ですから、軽く突破してしまったことになります。入り口は2ヶ所あり、どちらの塀も1辺300m、この塀沿いに人の列が連なったといいます。いつか、この列がつながってしまうかもしれません。
それにしても、六義園は300m四方しかありません。面積は、およそ9haです。また、なかほどが池と立ち入り禁止の島がありますから、人が歩けるところはせいぜい6割ほどでしょうか。ライトアップは午後9時までと開園時間は長いものの40,000人とは凄いものです。
六義園は、花見とはいえ敷物をしいて宴会をすることはできません。ゆっくりと探索する花見です。それだけに人が滞留することなく流れて行きますので、大丈夫なのでしょう。
たとえば東京港野鳥公園の開園当時、私は野鳥のパンフレットの制作に関わりました。そのときの納品数が50,000枚であったことを今でも覚えています。この50,000枚は1年分を予想しての枚数です。ところが、1年でたってもあまっていました。細かい数字はおぼえていませんが、六義園は1日で東京港野鳥公園の開園当時1年間の入園者に近い数字をこなしてしまったことになります。少なくとも2日で1年以上、3日で2年分という数字になると思います。
各保護施設の入園者数は、だいたいそんなものです。博物館も変わることはありません。そんななか大阪南港野鳥園は橋元改革によりリストラされてしまいました。六義園は年間では50万人程度ですから、この半分でも入ってくれればと思ってしまいます。
昨日、混雑をさけて行くことの無かった六義園に久しぶりに行ってきました。毎日、万単位の入園者数があるわりには、環境が荒れている印象はありません。順路が踏み固められているのがいつもと違うくらい、ゴミはまったくありません。これは、ある意味すごいことかもしれません。
野鳥のほうは、ヒヨドリ、ツグミ、シメは変わることなくたくさんいます。どちらかというと増えた印象があります。ヤマガラは、その後も居着いていますので繁殖するかもしれません。地面で食べ物を採るアオジ、クロジ、シロハラには会えませんでした。いなくなったのか、少なくなっています。まだ、渡り去るのには早い時期ですから、暗くなってからもゾロゾロ人が歩いているのを嫌って移動したのではないでしょうか。
写真は、モミジの若芽を見つめるヤマガラ。私には見えない虫がいるようで、さかんについばんでいました。
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