ウグイスが鳴いたので-LS-100とPCM-D1の比較
昨日は、六義園のセンサス調査でした。K藤さん、K久保さんがお手伝いをしてくれました。キンクロハジロがさらに増えて、ヒヨドリもにぎやかです。シジュウカラとヤマガラのさえずりも聞くことができました。そして、ウグイスもさえずってくれました。いつも鳴き始めはおぼつかない節回しですが、しっかりと鳴いていました。いずれにしても、六義園は、春の音に包まれていました。
今日も六義園に行ったら、常連さんからウグイスはもうさえずり始めて2週間経っていると教えてもらいました。どうりで、しっかりした鳴き方をしているわけです。というこことで、OLYMPUSのLS-100の試し録りをしてみました。比較は、SONYのPCM-D1です。ウグイスの鳴いている方向に向け、手で持っての録音です。グランドノイズの音量が同じになるように、録音ボリュームを調整しています。96kHz/24bitで録音し、48kHz/16bitに変換、さらにmp3に変換してアップしています。音源は同じ所です。LS-100のほうが、やや音量が低かったのでボリュームを上げ、波形でウグイスのさえずりのピークが同じ音量になるように調整しています。フェードイン、フェードアウト以外の編集はしていません。
LS-100
「LS100Bush-Warbler130316.mp3」をダウンロード
PCM-D1
「PCM-D1Bush-Warbler130316.mp3」をダウンロード
ウグイスのまろやかなさえずりの雰囲気は、どちらもとらえていると思います。大きな違いは、グランドノイズとメインの音のバランスで、PCM-D1は「ゴーッ」という音が小さく聞こえ、LS-100のほうが山手線の音、近くの高校の歓声がなどが良く聞こえます。 スペクトル表示で見ると、LS-100は25,500~26,500Hzの音が薄く抜けている感じです。PCM-D1は19,400~19,600Hzに一筋音があり、器機のノイズを拾っているのでしょう。いずれも聞いても分かるものではありませんし、LS-100の音域は48kHz/16bitに変換するとカットされてしまう音域です。私は、ノイズの多い野外の録音では気になりませんが、神経質な人は気にするのかもしれません。
いずれにしても標準となるウグイスのさえずりが、ウグイスのさえずりとして録音できることがわかりました。
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