わいわい文庫完成
今日は、いたばし野鳥クラブのK林さん宅へ。
K林さんから依頼された障害のある子供のための野鳥のデジタル図鑑が完成したとのこと。これは、伊藤忠記念財団の事業です。わざわざ担当者の方々が持参してお披露目をいたしました。CDからデータをコンピュータに読み込むと、野鳥の写真と解説文が表示され、その解説文を読みあげ、私が録音した野鳥の声も聞けるというソフトです。CDのタイトルは「わいわい文庫」です。
CDの中には野鳥以外にも、いろいろな昔話、相撲の話、ケーキの図鑑などが入っています。なお、野鳥図鑑は2編で「身近に見られる鳥」は18種、「山野の夏鳥」は15種が収録されています。解説をK林さんが担当し、いたばし野鳥クラブの有志の方が写真を提供しています。私も皆さんもボランティアでの協力です。
このCDは、障害のある子供のために特別支援教育を行っている全国の学校、図書館、医療機関などへ無料配布されます。障害とは、発達障害(ADHD・広汎性自閉症・読み書き障害)、知的障害、上肢障害、視覚障害(全盲・弱視)のため、本を読むことが難しい子供たちです。本が読めないところを、コンピュータがおぎない文章を読み上げ、音を聞かせるという仕組みになっています。ITが、障害者のために活用される事業です。すごい時代になったものです。
このCDは、800の組織に配布されます。もし、該当していながら送付されないようでしたら、お申し出いただければ仲介の労をとります。
伊藤忠記念財団のマルチメディアDAISY図書に関してのURL。
http://www.itc-zaidan.or.jp/ebook.html
わいわい文庫についてのURL。
http://www.itc-zaidan.or.jp/pdf/ebook/waiwaibunko.pdf
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