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2013年5月16日 (木)

雌雄で鳴き合うのか-トラツグミの謎

 昨日のトラツグミとコノハズクの音源を編集していて気がついたことがあります。
 トラツグミは、低い音と高い音を交互に繰り返して鳴くことがあります。そのため、雄と雌が鳴き合っているとされ、相鳴鳥の異名があります。しかし、この確認はあいまいで、近世検証されていません。そのあたりのところを拙サイトで、言及しておりますので、まずお目通しいただければと思います。下記URLで、鳥声鳥語→「相鳴き鳥の謎」へ。
  http://www.birdcafe.net/howto/howtoall.htm
 おさらいしておくと、トラツグミの低い音の「ヒュー」がだいたい1800~2000Hz。高めの「チーン」は2,100~2,300Hz、高いものでは4,000Hzを超えているものもあります。そのため、雌雄が鳴き合っている説があるわけです。
 私の経験では、関西では低い音のみが多く、関東では交互に鳴くことがあるが、それも多くないという傾向があります。
 今回、コノハズクをねらったタイマー録音に、トラツグミがよく入っていました。これを聞くと、高い音も入っている交互鳴きでした。ところが、よく聞くと低い音と高い音が交互にならず、低い音に高い音がかぶっているところがありました。
 YAMAHA W24でタイマー録音。トラツグミの音域のボリュームを上げ、低音のボリュームを下げ、ノイズリダクションをかけています。



 低い声の3声目でかぶっています。それに、交互に鳴くタイミングがバラバラです。この音源を聞く限り、高い音で鳴くものと低い音で鳴くものは、別のトラツグミであることがわかります。アップするために30秒ほど切り出しいます。全体としては声の強弱があり、移動をしていると思いますが、1時間以上あります。そのため、同じようにかぶっているところ、タイミングが合わないところがほかにもあります。
 これが雌雄なのか、音だけですからわかりませんが、雌雄が鳴き合っているのでしたら、この鳴き方では結びつきが弱そうです。

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