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2013年5月20日 (月)

鳴き合う幼鳥たち-シジュウカラ

 先週から六義園では、幼鳥の初認が続いています。16日はスズメ、18日がシジュウカラです。ムクドリ、ヒヨドリはまだですが、これらの幼鳥が加わると、六義園の森はとてもにぎやかになります。
 シジュウカラの幼鳥の鳴き合う声を録音してみました。YAMAHA W24で録音、少しボリュームを上げ、低音ノイズを軽減し、ノイズリダクションを軽くかけています。
「great_titjuv110519.mp3」をダウンロード
  シジュウカラの幼鳥の鳴き合う声は、ささやくように聞こえて、とても優しげです。しかし、声紋を見るととても複雑な声であることがわかります。Audition3.0で制作、ステレオをモノラルにしています。横軸は2.5秒、縦軸の上限は24,000Hzです。
Greattitsepetel

 基音らしい音量の大きな音域は、6,000Hzと8,000Hzの部分に波状に2本あります。そして、下は3,000Hzにかけて、上は20,000Hzを超えるところまで倍音があります。ですから、グラフの時間軸(横軸)を短縮して見ると、細い線が下から上までぎっしりと並んでいるように見えます。上の図のように時間軸を伸ばして見ると、一つひとつの音が波状にミルフィーユのように重なっていることがわかります。基音のある8,000Hzと言ったら、もっとも高い声で鳴くと言われているヤブサメのさえずりの音域なのですから、かなり高い声で鳴いていることになります。私には、近くで鳴いてくれないと聞こえない高音域です。
 低い音は遠くまで届くけれど、障害物があると聞こえない。高い音は遠くまで届かないけれど、隙間を通り抜けて聞こえるという音の特性があります。葉の茂った森のなかで聞こえる高音から、遠くまで聞こえる低音まで幅広い音域で鳴くことで、親子や兄弟とのコミュニケーションをとっていることになります。
 いわば、この音域で鳴くことで生き延びてきたわけで、命をかけて収得した鳴き声と言えるのではないでしょうか。

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