昼間のイエコウモリ-六義園
連休は、どこに行っても混むということで六義園に通っています。今日もキビタキのさえずりがよく聞かれました。まだ、シロハラとアカハラもいて、ときどきさえずりが聞こえてきます。ところが、昼頃になると人をかき分けて歩かないとならないほど混んできます。さすが天気の良い連休です。
いつもキビタキが出るところで待っていると、コウモリが飛んできました。数日前、常連さんも昼間飛んでいるところの撮影に成功しています。見ていると、大きなイチョウの木の幹にべったりととまり、また飛んではとまるという行動を繰り返しています。そして、6mくらいの高さの1ヶ所にとまると、そこが気に入ったのかじっとしています。
しかし、ちょっと目を離すとどこにいるか解らないほど、コウモリの灰色がかった褐色とイチョウの木肌の色が良く似ています。その上、コウモリの大きさは数cmしかなく、木肌のゴツゴツした大きさとそうかわりません。それだけに、この保護色に自信があるのかここで眠ることにしたようです。頭を木肌の隙間に入れて、じっとしています。3時間後、写真を撮りに行ったのですが同じ所に同じ姿勢でいました。熟睡しているようです。
この場所も、順路に面していますので人通りが多いところです。ときに、50人ほどの団体が来てにぎやかです。また、このコウモリがとまっている1mくらい上にはラウンドスピーカーがあって、ときどき大音量でアナウンスが流れます。それでも、寝てられるということは、コウモリの聞くことのできる音域が高く、低い人声は気にならないのかもしれません。
ところで、このコウモリは、大きさと耳の形、環境からイエコウモリ(アブラコウモリ)だと思います。専門外ですので、もし違っていたらフォローをお願いいたします。
« ハシブトガラスの営巣調査-六義園 | トップページ | 新訂・北海道野鳥図鑑-ご紹介 »
コメント