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2013年5月24日 (金)

姿のブッポウソウの声-岡山県吉備中央町

 かつて関東地方では、ブッポウソウはけして珍しい鳥ではありませんでした。栃木県日光でも記録がありますし、私が初めて見たのは神奈川県津久井湖にかかる橋の上です。その後、山中湖でも見ていますが、1970年代の後半までとなります。今でも奥多摩で繁殖しているとのことで行ったことがあります。ここは、カメラマンが集中している上に渓流のそばなので録音には難しいロケーションと判断いたしました。ということで、今回の岡山行きの目的は、姿のブッポウソウの声です。今回も、関西のバードウォッチングでは、いつもご案内をお願いしているヒクイナ研究家のW部さんといっしょです。
 岡山市内から1時間ほどで吉備中央町に着きます。なだらかな丘陵地の間に水田が広がり、のどかな風景が広がっています。ところどころ、電柱に大きな巣箱がかけてあります。これが、ブッポウソウのためのもので日本野鳥の会岡山支部が20年以上前から続けている保護活動の一環です。巣箱を見つけて、その周辺を探すとかならずと言って良いほど、ブッポウソウを見つけることができます。おおむね1本の農道に沿って設置されています。水路から遠く車の通りの少なそうなところで、録音をすることにしました。吉備中央町のWebサイトでは、ブッポウソウの観察の注意として50m以上離れること、20分以上立ち止まらないこととあり、録音機を置いて離れて観察しました。下記のような状況を観察、録音できましたので、さほど警戒させることなくできたと思います。ひとつ心配だったのは、この番と思われるブッポウソウのいる近くの畦にもう1羽が下りていたことです。まだ、雛が出るのは早すぎますし、双眼鏡で見る限り成鳥です。足の発達していない、この鳥が地面に降りることは多いとは思えず、アクシデントのようです。といって、巣箱に近づくとのははばかれますし、保護してもどうしようもありませんので、見守るしかありませんでした。なお、翌日はこの1羽はいなくなっており、無事に飛んで行ったことを祈ります。
 ブッポウソウの声についての記述は、多くありません。雄と雌で違うのか、地鳴きとさえずりの違いなど、明確な記述を見つけることができません。アップした音源は、始めのほうは2羽が電線に並んでとまり向かい合い、首を回す動作の時の声です。いかにも求愛の行動に見えます。また、後半の大きな声は1羽が飛び立ち、とまっている1羽の周りを軽快に飛びまわるときの声です。これも、求愛に思えます。いわば、さえずりに相当する声といえるでしょう。それにしても、地味な声です。姿が美しいぶん、声による伝達方法が発達しなかった鳥なのでしょうか。
 SONY PCM-D1で録音。ボリュームの調整、低音ノイズの軽減、軽くノイズリダクションをかけています。


 録音は、季節柄カエルの声がにぎやかです。これも風景の音として、生息地のイメージが音として伝わればと思います。

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