ササゴイの鳴き声は雌雄で違うか-岡山・後楽園
姿と声の仏法僧を求めて、岡山県と鳥取県を巡ってきました。
まずは、せっかく岡山に来たので後楽園に。入園するといきなり、キビタキのさえずりが聞こえてきました。もう午後4時だというのにさかんにさえずっています。録音していると、なんとアオバズクの声が聞こえます。それも2羽が鳴き合っています。こんな明るいうちに、2羽で鳴き合うことがあるのですね。
今回で、後楽園は2度目です。ここの思い出は、はじめてカワセミに会ったことです。1970年代の話ですが、バードウォッチングを始めて7年目にしてやっとカワセミを見たのが、後楽園なのです。それも根城の東京ではなく、岡山まで来て会えたのですから、当時はそれほどカワセミが少なかったのです。
記憶をたよりに昔、カワセミを見つけたところを探していると、ササゴイが飛んできました。昔はたくさんいたササゴイですが、今やカワセミより少なくなってしまった鳥です。見ていると、小枝をくわえて飛んでいきます。どうも、巣作りの最中のようで鳴き声を録音できるかもしれません。
ササゴイの行った先は、順路の真上にあるマツの木です。マツの木の上に数個の巣が見え小規模なコロニーになっています。下では、結婚式の記念写真を撮る集団をはじめ、とても人通りの多い場所ですが、録音機を置いておきました。
YAMAHA W24で録音。ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「StriatedHeron130520_1736.mp3」をダウンロード
このシーンは、マツの枝にとまっている1羽のところにもう1羽が飛んできて鳴いたところです。やって来た1羽が「キュ」と鳴き、すでにいた1羽が「ゴア」という声を出して応えました。小刻みに鳴いているのは雛の声でしょう。ところで、ひょっとするとササゴイは雄と雌とでは鳴き声が違うのかもしれません。
ササゴイの雌雄の違いがわかりにくいので確認のしようがありませんが、ていねいに観察すればわかりそう。と思ったところで、閉園のアナウンスが聞こえてきました。確認は、次の機会になりました。
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