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2013年5月12日 (日)

ハイガシラハギマシコと思われる鳴き声-粟島

 昨日の記事にしたハイガシラハギマシコと思われる鳥の声を録音しています。1枚目の写真の雌型のほうが鳴いていました。
 録音した場所は、波の打ち寄せる海辺に近いサクラ並木でしたので、ノイズの大きな環境で録音的にはかなり厳しい条件でした。また、鳥の声も小さく、つぶやくように聞こえます。とまっている枝の下まで行って、そっと思い切り腕を伸ばしての録音です。
 PCM-D1で録音、低音ノイズの大幅に軽減、ボリュームのアップ、ノイズリダクションを強くかけています。



 スズメの声に似た「チュウ」という感じの声で、調子を変えて繰り返し鳴いています。鳴き声から、種さらには亜種の特定ができないか検索したのですが、今のところ同じような声を見つけられません。
 昨日、手元にある文献とネットでいろいろ調べて見ましたが、まだ確定に至っていません。おかげで、ハギマシコの分類には変遷があり混乱もあることがわかりました。たとえば、戦前のソビエトの文献ではハギマシコもハイガシラハギマシコも1種として12亜種に分類されていました。また、アメリカの1980年代の図鑑では、ハイガシラハギマシコ、クロハギマシコなどは1種であつかわれています。また、最近の図鑑でも亜種名を書かず、ベーリング海タイプ、沿岸タイプ、内陸タイプというような表記で、羽の色の違いを図示しています。これは、バリエーションが多く亜種として明確に図示しづらいためではと思います。また、アリューシャン列島の亜種をgriseonuchaとして、コモドール島のものをmaximaと分けているのが細かい分類。細分しない分け方では、maximaをgriseonuchaに含み、同じ亜種としている見解もあります。ようするに、まだ分類が確定していない要素があり、解明を困難にしています。
 いずれにしても、確定にはまだまだ時間がかかりそうです。 

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