今年もアオバズク-六義園
ちょっと留守にすると、録画予約してある海外ドラマや映画が何本もたまってしまいます。夕食後、のんびりとこれを消化していると、かすかにアオバズクのさえずりが聞こえてきました。この手の声は耳について空耳で聞こえることがあるので映画を見続けていると、確かに聞こえます。本物でした。PCM-D1で録音、低音ノイズを軽減、アオバズクの音域のボリュームをアップ、ノイズリダクションをかけています。
「BrownBoobook13061801.mp3」をダウンロード
去年もアオバズクのさえずりを聞き記事にしました。まず去年は 5月18日に聞きました。この頃は、夏鳥の渡りの最盛期で、渡り途中のものが六義園に立ち寄ったものと考えられます。そして、7月2日にまた声が聞こえ、この時は5日間ほど滞在したと思われました。ただ、この7月の声は、「ホッホ」の回数が少なかったのです 。今まで録音したアオバズクの声を聞くと、多いと14回28声で、10回20声程度が普通です。それが、10回20声を超えることがなく、2回4声で終わってしまうこともありました。これから、まだ若い雄で安定した縄張りを持てず雌に出会えなかった雄が漂行しているのではないかと推測いたしました。
そして、今回のアオバズクも6月中旬の出現で、さえずりは多くても8回16声、少ないと2回4声、やはり10回を超えることはありませんでした。同じような境遇の若鳥が漂行してきたのでしょうか。それともさえずりの下手な同じ雄が今年も番うことができず流れてきたのでしょうか。アオバズクに聞いてみたいところです。
去年は、私の記録では1988年以来24年ぶりとなります。それだけ少なくなったアオバズクが、去年は2回。そして、今年と2年連続しての出現は、アオバズクの増加の予兆であれば良いですね。
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