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2013年6月11日 (火)

念願のイワヒバリ-蔵王

 今までイワヒバリのさえずりを録音するために、何度チャレンジしたことでしょう。栃木県那須岳では、時期をかえて何度か挑戦。富山県立山室堂では5月中旬に行ったら、まだ到着していないよう、あるいはもっと登らないと会えないようでした。長野県千畳敷カールも、もう一段登らないと会えそうもないとわかりました。それにしても、標高2,000mを超えると、ちょっとした登りもかなりきつく感じ体力の限界を感じます。
 それじゃあ北へ行けば標高が低くなり、楽に会えるのではないかと考えました。そして去年、日本野鳥の会やまがたのY川さんにお願いして蔵王に行きました。蔵王は、標高1,600m程度。お腹は張りますが、体は重く感じません。それに小1時間、緩やかな登りを歩いたところでイワヒバリがいました。ところが、イワヒバリはいたのものすでに時期が遅く鳴いてくれませんでした。そして今回、時期を早めて蔵王のイワヒバリに再挑戦です。
 トラフズクを見てからでしたので、イワヒバリのいるポイントに着いたのは午後2時頃になってしまいました。でも、Y川さんの指摘どおり雪渓の縁にいるのを発見。どうも、雪渓と岩がうまく混在しているところに多いようです。ただし、イワヒバリのいるところは崖の途中など。容易に近づくことはできません。しかし、蔵王全体はとても静かです。1km離れたレストハウス周辺の人声が聞こえるくらいなのですから、多少遠くで鳴いてもなんとかなりそうです。
 しばらく、見ているとイワヒバリ数羽が、追いかけ合いを始めました。そして、だんだん近くまでやって来て、目の前でさえずってくれました。そして、1mしか離れて立っていない私とカミさんの間を通り抜けるなど、人にはまったく無頓着です。

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 さらに、目の前で、雌が真っ赤な総排出口を見せ、雄に交尾を促しているシーンも見ることができました。追いかけ合いは、なわばりに進入して来た他の群れを追い払うのではなく、ひとつの縄張りを持つ群れ同士のじゃれ合いのようでした。
 イワヒバリは、雌雄数羽で群れを作り、その中で交尾をし巣作りをして共同で雛を育てます。厳しい自然の高山で少しでも強い遺伝子を残すための繁殖戦略なのです。これを乱婚性というのですが、乱交みたいで嫌ですね。もっと良い言葉はないものでしょうか。可憐にさえずるイワヒバリを見たら、そんな言葉は浮かばないはずなのですが。
 PCM-D1で録音、ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 Y川さんには、ご案内いただき、重ねてお礼申し上げます。

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