全国昼寝ベスト3
野鳥録音をしていると早起きをしなくてはなりません。このシーズンですと、だいたい午前3時に起き、現着3時30分、45分から録音開始で4時30分にはピークは終わります。ですから、お昼頃には夕方の気分、午後は昼寝をしないと身体が持ちません。
そこで今まで、もっとも気持ちの良かった昼寝ベスト3を上げておきます。
第1位は、新潟県粟島のヘリポート。5月の連休ですから、まだ夜明けは遅く活動を始めたのは午前4時でした。それでも、午後になると眠くなります。宿で眠るつもりでいたのですが、仲間が昼からお酒を飲んだので運転を頼まれました。そのため、皆が鳥を見ている間、車のなかでの昼寝。車のドアを開け放しておくと、日本海からの風が抜けて行きます。その風に乗ってホオジロのさえずりが聞こえてきます。おかげで、とても気持ちよい昼寝ができました。これが第1位です。
第2位、東京都三宅島大路池。船のなかでの睡眠時間が短い上に、早朝からの活動で昼飯を食べたら猛烈に眠くなりました。大路池の入り口に止めた車のなかで、イイジマムシクイのさえずりを聞きながらの昼寝です。私が寝ていると言うので、仲間は大路池の奥まで歩いて鳥を見てくると出発していきました。ふと、気がつくと皆が私を見下ろしています。少なくとも2時間ほどの行程なのに、私にとっては一瞬のこと。とても気持ちよさそうに、いびきをかいていたとのことで録音されてしまいました。
第3位、北海道ポロト沼。元日本野鳥の会職員のH高さんが、経営するポロト案内舎です。ここは1組4人までしか受け付けないこだわりの宿です。そのかわり、目の前に広がる湿地にはタンチョウがいて、オジロワシが飛び、カワアイサの親子が泳いでいます。道東は時差の関係で、午前2時にはコーラスのピークが始まっています。夜は湿地からクイナの声が聞こえてくるのですから、それも録らなくてはなりません。そのため、寝ているヒマがありません。おかげで、いつも以上に昼寝をしないと身体が持ちませんでした。宿の前には長椅子が置いてあり、ここに寝転んでの昼寝です(写真)。すぐそばで鳴くノビタキやベニマシコのさえずりが子守歌です。ちょうど今頃です。また、行きたくなりました。
早起きを数日行うと、馴れてきて早起きが苦ではなくなります。ただ、困るのは家に戻ってきてからも早く目が覚めてしまうことです。この時差が抜けるまで、いつも眠いのが悩みです。
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まつ様
気合の入った野鳥録音は、眠気との戦いでしたが、さすがに現場で眠ることはありませんでした。実は、単に機会が少ないということなのですが・・・。 でも、録音を聴きながら眠ってしまったことは数知れずです・・・。
単身赴任先は、住まいが東向きなので、けっこう早起きしてしまいます。でも、野鳥にくらべれば・・・なのです。
今年は気が付けば、カッコウの仲間仲間の声を聴いていないことに気づきました。明日は涼しい時間にフィールドに出ようと思います。
熱中症には十分注意しましょう。
投稿: もてぎ | 2013年7月 5日 (金) 22時59分
もてぎ様
暑中お見舞い申し上げます。
私も音源のチェックをしながらよく寝てしまいますので仕事になりません。
今年の日光では、カッコウは多い印象があります。市内というか、駅前で一夏声を聞いています。これは今までなかったことです。
投稿: まつ | 2013年7月 8日 (月) 21時28分