大繁盛-六義園クヌギ食堂
六義園広しといえども、樹液が出ている木は2本しかありません。樹種はクヌギ、いずれも順路の近くにあり、観察しやすい場所です。そのため、六義園に行ったおりには、必ずのぞく観察ポイントになっています。この季節、多い時は100匹を超えるコガネムシが集まっていて壮観です。
ここには、カブトムシやクワガタ、ルリタテハやヒカゲチョウの仲間も来ます。招からざる客として、キイロスズメバチやオオスズメバチも良く来ます。皆、樹液を飲むのに夢中で、近くに寄っても逃げることはありません。面白いのは、ときどきコガネムシがポタッと落ちることがあります。まわりには甘い香りも漂っていて、たぶん樹液が発酵してアルコール分があるようです。そのために、ときどき落ちてしまうのでしょう。ようするに酒に群がる飲んべえの昆虫たちです。
PCM-D1で録音、低音ノイズを軽減しただけです。録音機を近くに置くことで、彼らが夢中で樹液を飲む音が録れました。ブーンという羽音は、落ちたコガネムシがまた樹液に戻る時の音です。
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巣鴨のM菱社宅に行くと外の通路にたくさん転がっています。<コガネムシ
もう少し夏も終わりに近づくと蝉がゴロゴロ・・。今日は羽化した抜け殻がたくさんあったのですが、面白いのは4階の通路にはたくさんあったのに2階の通路には皆無。羽化する好みの高度があるのかな? 代わりに2階の通路には不気味な死骸があって、今検索したらオオゲジのようです。
ここの通路は結構楽しめます。
投稿: 星 維子 | 2013年7月28日 (日) 23時26分
星繊子様
毎度、ご無沙汰です。
マンションの高さによって、死んでいる虫が違うというのは、面白いですね。夏休みの自由研究の課題にすれば、良い点が取れそうです。
投稿: まつ | 2013年7月29日 (月) 09時30分