見守られて無事に巣立ったツバメ一家
今日は、六義園のセンサス調査でした。この季節は、鳥の数も種類も少ない時期です。いっしょにまわったK藤さんから「近所でツバメが巣立ち、そのお礼の張り紙がしてある」という話をうかがいました。
夕方の散歩で、巣があるというビルに行ってみました。ここは、JR山手線駒込駅の近くのビルです。1階は駐車場になっています。この駐車場の入り口付近の梁には、毎年ツバメが巣を作っています。去年も巣があるのを確認しています。
今年は、ツバメが巣を作った跡が5、6ヶ所もあり、板で補強した跡が3ヶ所、そして健在なものが1ヶ所です。
ツバメも苦労したと思いますが、この大家さんもずいぶんたいへんな思いをしたようです。巣が落ちて雛も落ちるアクシデントがあったと聞いています。それを、皆で見守り助けて、やっと巣立ったとのこと。巣の下には、お礼の張り紙がありました。文章から地域の方々が見守ったツバメへの思いが伝わってきます。
人に依存するという生存戦略のツバメ、巣作りの場所という物質的なものだけではなく人の心という精神面までも取り入っていることになります。でもやはり、こういう場面に遭遇するとほっこりしてしまいます。
« 移動する粘菌類-キフシススホコリ | トップページ | 六義園異変・その1-アカミミガメがいなくなった »
「徒然」カテゴリの記事
- Syrinx本編を終了いたしますー予告(2023.08.17)
- 大浜清さん・追悼(2023.06.26)
- ブログを休載いたします(2023.06.05)
- 迷彩のジャマーが欲しい(2023.05.29)
- 細尾菜を食べる-日光(2023.05.15)
コメント