クロメンガタスズメの幼虫-行徳野鳥観察舎
千葉県市川市にある行徳野鳥観察舎のS藤さんより「クロメンガタスズメの幼虫がいる」と情報をいただきました。日光でクロメンガタスズメの成虫は見損ないました-ので、せめて幼虫を見たいと本日、行徳野鳥観察舎へ。栃木県初のクロメンガタスズメを発見した月之座さんも同行いたしました。また、目の不自由なMさんがフクロウの声をタイマー録音を試みると言うことで、合わせての行徳行きとなりました。
クロメンガタスズメの幼虫は、かなり大きくなっているものを飼育中。なんと月之座さんは、昨日クロメンガタスズメの幼虫のフィギュアをゲット。並べてみると、あまりのリアルさに感心させられました。
そのあと、実際に幼虫を捕獲した場所に行って天然物を探してみました。飼育中のものを見つけたのは、観察舎のすぐ横の茂みとのこと。食草のヒヨドリジョウゴが、ヤブガラシやヘクソカズラと絡み合った藪が茂っています。このような藪ならば、どこにでもありそうです。それだけに、クロメンガタスズメもどこにいても不思議がありません。
ところが、S藤さん、月之座さんと私で、いくら目をこらしても見つけることができません。それでは少し頭を使おうと、まずヒヨドリジョウゴの葉が食べられているはず、そして糞もあるはずと、葉の無いツルと糞を探すことにしました。しばらくして月之座さんが「これ、そうじゃありません?」と葉の陰にいる幼虫を発見、なかなかの眼力です。
飼育中のものより小さい幼虫で3~4cmほど。色は周りの葉の色と同じ。その上、葉を丸めて葉脈が浮き上がったような模様が身体にあります。なかなか凝った擬態です。よく見つけたものです。
今度は、成虫を見つけてなんとか鳴き声を録音してみたいものです。
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