スズメのさえずりか?-六義園
六義園の紅葉が見事になってきました。それと同時に、入園者も多く混んできます。そのため、池のカモとカワセミ、コサギはのんびりとしていますが、森の鳥たちで元気なのはヒヨドリくらいでした。このところスズメも少なく、いると久しぶりと思ってしまいます。今日も1羽を見つけたあと、1羽がやって来ただけでした。
ところで、最初に見つけた1羽がとても複雑な声で鳴き続けていました。人も多いので、録音は無理だろうと思ったのですが、あまりにも一所懸命に鳴くので録音してみました。スズメはサツキの藪のなかで鳴いていましたので、そっと録音機を置いての録音です。鳥との距離は1mもありません。これだけ近ければ混雑した騒音のなかでも、ここまでクリアに録れます。PCM-D50で録音、オバさんの笑い声とオジさんのくしゃみをカット、低音のノイズを軽減し、ノイズリダクションを軽くかけています。
「TreeSparrow131123e.mp3」をダウンロード
録音は3分ほどですが、録音前から鳴いていました。おそらく倍の6分以上は鳴き続けていたと思います。ときどきヒヨドリのような声も入っていますが、スズメです。また、鳴き始めて5分くらいで、もう1羽がやってきました。
このような鳴き方は、春に聞いたことがありますが、秋は記憶にありません。もう1羽がやって来たことから雄が雌を呼ぶ、さえずりの可能性があります。以前、小鳥が秋から冬にもさえずることと意味について記事を書きました。スズメは、春もあまりさえずりのはっきりしない鳥ですが、秋にさえずりをするのかもしれません。
« NHKカルチャーで講演します | トップページ | 謎の声-芝川第1調整池 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 地鳴きオンパレード(2025.03.25)
- 日光/早春の囀り- オオアカゲラのドラミング(2025.03.16)
- 松田道生のブログをお探しの方へ(2025.03.03)
- ハシブトガラスの春の歌(2025.02.28)
- 鳴かないカモの声-2 オカヨシガモ(2025.02.16)
コメント