都心でシモバシラ-六義園
以前から六義園に植物のシモバシラが植えてあるのを教えてもらっていました。シモバシラは、吸い上げた水分が幹からしみ出し、これが凍ってまるでレースのカーテンのように見える植物です。高尾山のシモバシラが有名で、シモバシラのあるところには、人が入れないようにロープが張られているそうです。高尾山は自然のものですが、六義園では職員が植えて育てました。
シモバシラが氷を付けるには、土の中の水分と寒さの条件がうまく合わないとできません。都心ではそれほど寒くなりませんし、寒い時は乾燥しているので氷が付くのは無理だろうと思っていました。ところが昨日、この寒さのおかげで氷が付いていたとB場さんから教えてもらいました。
ということで、今朝は開門と同時に六義園に入り、シモバシラのある場所へいちばんに行きました。
B場さんによると昨日より今日のほうが、氷の付きは悪いそうです。そういえば、昨日より今日のほうがわずかですが暖かです。写真を撮っているうちに、シモバシラに日が当たり始めました。シモバシラの命は、午前10時まででした。
寒いときは、寒いなりに良いこともありますね。
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