嘴のおかしなスズメ-六義園
今日の六義園は職員総出の雪かきで、なんかと池の周りだけは歩けるようになりました。皆さん、お疲れさまでした。幸いにして、雪見のお客さんがたくさん訪れてくれました。ただ、歩けるのは一部のため園内は混雑気味、野鳥は少なめとなりました。
おかげでスズメまで目をやると、1羽のスズメの嘴がおかしなことに気がつきました。左がおかしな嘴のスズメです。右は通常です。
スズメの嘴は太くて短いの普通ですが、上嘴が長くその上、先のほうが平たくなっています。さらに、下嘴も長い上に細く、上嘴と交差しています。イスカより交差の具合は顕著です。
このスズメは、食べ物をつついて食べるということができません。そのため、落ちているものを食べるときは顔を横に倒し嘴を横にして食べます。とても不便そうです。それだけに、売店のオジさんの与えるパンに餌付いていました。オジさんの話では、このスズメが出現したのは、ここ1ヶ月とのこと。最近だそうです。
正常なものが傷ついての障害ならば、欠けた感じになると思います。ということは生まれつきなのでしょうか。少なくとも去年生まれたとするならば、この障害にも関わらず7、8ヶ月は生き延びてきたことになります。
私は、上野公園で嘴に障害のあるハシブトガラスを見たことがあります。原因は不明でですが、こうした障害のある個体が生きて行く生命力には感心させられます。
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