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2014年2月 6日 (木)

ヒヨドリの水浴び-六義園

 六義園は、真ん中に池がある上に裏には水路が巡っています。しかし、岸には崩壊を防ぐためにクイが並んで打ってあります。そのため、小鳥が水を飲んだり、水浴びをすることができません。
 裏の水路の上に張り出したドウダンツツジの枝は、カワセミが良くとまるので必ず見るチェックポイントです。最近、ここでヒヨドリがさかんに水浴びをするようになりました。
 水面からの枝の高さは数十cm、ツツジの枝にとまっては水にダイビングをして水浴びをします。いったんは、水の上で翼を半開きにしてぬらして、勢いを付けて枝に戻ります。身体の半分は水につかるのですから、そのまま飛び上がることができなければ溺れてしまいます。それにもかかわらず、枝のまわり十数羽のヒヨドリが集まって何度も水浴びを繰り返します。そして、濡れた身体を木陰に入って乾かします。濡れた翼ではタカに襲われたら、逃げることができません。そのため、身を隠すことのできる藪の多いドウダンがお気に入りのようです。
 このヒヨドリの鳴き声と水浴びの音を録ってみました。PCM-D50で録音、1,000Hz以下のノイズの軽減をしています。後ろではウグイスの地鳴き、終わりの方ではシジュウカラの地鳴きが入っています。
「browneared_bulbul140203.MP3」をダウンロード

 録音機とヒヨドリとの距離は、わずか6メートルほどです。ですから、ヒヨドリが大きな声で鳴くと、声が割れてしまうほどで。現場で聞いていると、水に飛び込んだときの「バシャ、バシャ」という音がさかんに聞こえるのですが録れていません。水浴びの音は、思いの他、小さな音なのですね。

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