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2014年2月20日 (木)

ウグイスの初囀をめぐって

 六義園は、大雪の後遺症のため歩けるのは池の周りだけとなっています。今日も1万歩を目指して六義園に行きましたが、池のまわりだけでは歩数がかせげず、1周半いたしました。梅林の近くを歩いていると裏の方からウグイスのさえずりが、かすかに聞こえました。遠かったので、はじめは空耳かと思いましたが、しばらく聞いていると間違いなく「ホーホケキョ」と聞こえます。ウグイスの声のするほうは立ち入り禁止なので、録音は断念いたしました。ただ、ウメの香りのなか、かすかに聞こえるウグイスのさえずりは、今年の寒い春を象徴するようで良い感じでしたね。本日を今年のウグイスの初囀の日といたします。
 ところで、昨日ネットオークションで”日本で最初の日本の鳥のレコード”を落札いたしました。
Bushwarblerrecord_2
 コロンビアレコードの『鶯の啼声 名鳥「寿」』というタイトルです。レコードでデータベースで調べると、1953年に発行されています。日本で最初の野鳥のレコードは、1954年に発行された蒲谷鶴彦先生による『野鳥の声』です。こちらは、自然のなかで録音された野鳥の声で、天然物です。『鶯の啼声 名鳥「寿」』は、その1年前に発行されているのですが、こちらは飼われているウグイスを録音したもので、日本で最初の日本の鳥のレコードとなると思います。こちらは、誰が録音したのか不明です。
 ちなみに、日本で最初の鳥のレコードは1934年のコロンビアレコードの『カナリア』とされています。発行は戦前のことで、こちらは現存するのでしょうか。今だ、実物をみたことがありません。
 日本のレコードにおけるウグイスの初囀は、1953年ということになります。

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