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2014年4月10日 (木)

ツグミ系の不明な声-六義園

 留守にしていた先の日曜日に、カミさんが六義園から聞いたことのない声が聞こえてきたとYAMAHA C24で録音しておいてくれました。大型のツグミ系のさえずりに聞こえるのですが、遠いために分かりません。それではと言うことで、昨日の朝にベランダにタイマー録音をしかけて置いたところ、同じ声が録されていました。しかし、これも遠くてわからず。そのため昨夕、六義園のなかにYAMAHA W24を3台しかけタイマー録音をしてみました。ベランダからの録音の音源をヘッドフォーンで聞くと、やや音が左の方向から聞こえてきているので、その方向にあたりをつけてまず1台。さらに、正面に1台。池の辺に1台置いておきました。
 午前4時30分から録音設定で、もうハシブトガラスが鳴き合っています。不明の声は、5時7分30秒から鳴き始め、5時13分までの5分30秒ほど続いていました。YAMAHA W24でタイマー録音。上はヒヨドリの声、下はハシブトガラスとキジバトの声の音域に挟まれていました。その幅は、2,000~3,500Hzであったため、この音域のボリュームを上げています。このほか、低音域の2,000Hz以下のノイズを段階的にゆるやかに軽減、ノイズリダクションを中程度かけています。

  音色は、アカハラに似ていますが、節はアカハラに比べてとても複雑、それに長いです。六義園にはシロハラもいます。シロハラのさえずりは、アカハラによく似ています。現状での区別のポイントは、終わりの節の「チリリ」が短いか、ないという傾向があると思っています。アカハラもシロハラも、しばらく聞いていれば節の終わりの方に「チリリリ」という鈴を振るような音を交えると思うのですが、それがありません。
 あと六義園にいるのは、ツグミなのです。しかし、ツグミのさえずりの標準となる音源がありません。グゼリ様のものは何度か聞き、録音もしています。拙ブログでも紹介しています。しかし、ツグミがはっきりとした節で、さえずりをしているのを姿を確認しつつ録音したことはないです。
 なお、ヨーロッパのCDやWebサイトを探しても、ツグミ=Turdus eunomusのさえずりは見つけられませんでした。あるのは、ハチジョウツグミ=Turdus naumanniで、短い節で静かに鳴いています。いわば、マミジロのさえずりの断片のような短い節をゆっくりと間を空けてさえずっています。
 各地から夏鳥のたよりがよせられています。もう鳥たちの渡りの季節が始まっているわけで、何が出現してもおかしくないことになります。
 これだけはっきりと録音できたのに、何か分からないもどかしさを感じます。それにしても、このところ不明な声ばかり増えていますね。野鳥の声の奥の深さと浅学不明の輩であることを思い知らされています。皆さんからヒントをいただければ幸いです。

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