コガモの雌の声-芝川第1調節池
昨夕、芝川に録音機を3台仕掛けに行き、本日回収に行ってきました。K久保さんと月之座さんも同行してくれました。今日の芝川は、風が強かったものの暖かく風の当たらないところはポカポカ、ハイキング日和でした。チュウヒも2羽飛び交い、たえず鳥の姿が見られました。しかし、バードウォッチャーは私たちくらいで、貸し切り状態。なんとももったいない感じでした。
タイマー録音は午前4時から7時までで3台ですから、音源は9時間分あります。まだ検証中です。現状までのチェックで、思いのほか良く入っていたのがコガモの雌です。コガモの雄が「ピリッ、ピリッ」と小鳥のような可愛い声で鳴くことはご存知だと思います。では、雌はどんな声で鳴くか、ご存知でしょうか。
YAMAHA W24でタイマー録音。ボリュームはそのまま、500Hz以下の低音を軽減、軽くノイズリダクションをかけています。
コガモの雌の声は、カタカナで書けば「ジップ、ジップ」あるいは「ウィップ、ウィップ」と聞こえると思います。最後のほうで「ピリッ」あるいは「ピルッ」と聞こえるのが雄の声です。
雄の声はよく聞きますし、録音もたくさんあります。しかし、雌の声は雄の声の合間にときどき聞こえるくらいです。雌だけの単独の声もあることはありますが、遠くてこれまたコンディションはよくありません。ですから今回のように雌が、良く鳴いている上に近くで鳴き、クリアに録音できたのは初めてです。
なお、録音されていた時刻は午前4時20分です。今日の日の出は午前5時13分、日の出の1時間ほど前となります。まだ、暗い水面でコガモたちが語り合っていたことになります。
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