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2014年4月24日 (木)

コチドリの雌雄の鳴き合い

 昨日のムナグロ録音ができなかった記事を読んでS木ad♀さんから、ムナグロならば近くにたくさんいると教えていただきました。千葉県西部の田んぼです。
 さっそく本日、出向きました。教えていただいたポイントに行く途中の田んぼに40羽ほどのムナグロがいるのを発見。ただし、隣の田んぼではトラクターによる荒起こしが行われています。しばらく見ていましたが、ムナグロたちは羽繕いをしたり何かをついばんだりして、のんびりムード。鳴いてくれません。
 トラクターの音もうるさいので、教えていただいたポイントへ。こちらにも、50羽ほどの群れが下りていていました。周りには単独でいるのもいますから、このエリアだけで100羽を超えてムナグロがいると思います。ただ、こちらのポイントは道路際で、車の行き来がけっこうあります。それに、こちらも鳴きません。
 地面で鳴くヒバリを録ったりしていたら、見慣れたトラクターとすれ違いました。さきほどの荒起こしをしていたトラクターが移動して行ったのです。さっそく、元の田んぼへ戻り持久戦を覚悟して録音機を設置して待ちます。
 その後、鳴いたのは一声。3時間待ってたった一声です。数ある体験のなかには、こんなこともあります。ただ、田んぼ1枚の距離ですので、かなり音は大きく入っています。とにかく鳴いてさえくれれば、良い音が録れそうです。
 今日のところは、作戦を変更して田んぼを囲むように録音機を仕掛けてタイマー録音することにしました。
 ところで帰り道、コチドリがさかんに鳴いていました。ソニーPCM-D100で録音。ボリュームを少しアップ、2,000Hz以下のノイズを軽減、ノイズリダクションを軽くかけています。

「little_ringed_plover140424.mp3」をダウンロード  

 コチドリは、飛びながら鳴くことが多く、侵入して来た仲間を追い出すための威嚇と思われる鳴き方です。そのため、けたたましい声が多いですね。今日の声は、2羽が水のはられた田んぼのなかで 寄り添うように歩いている時に聞こえてきた声です。おそらく雄が、鳴き続けています。そして、1回2羽が鳴き合ってくれました。いつものような、けたたましさを感じない鳴き方です。番を確かめ合うデュエットかもしれませんね。

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