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2014年5月15日 (木)

粟島の謎の声-その3

 今日は雨模様なので、たまった音源の整理です。それでも、まだまだ追いつきません。
 粟島の音源のなかに聞いたことのないさえずりが、入っていました。2014年5月10日、YAMAHA W24でタイマー録音。時刻は午前6時5分頃で、”謎の声-その1”の少し後に入っていた声です。不明の鳥の部分の音域をボリュームアップ、さらに全体をアップ、300Hz以下の低音を軽減、ノイズリダクションをかけています。

 場所は、”その1”と同じ山際の林で、まわりは針葉樹、広葉樹、タケといろいろな樹木が混在しています。小さな流れもある湿った森です。ヒヨドリ、カワラヒワ、ハシブトガラスの声がかぶっています。不明瞭ながらイカルらしい声が、後で聞こえています。
 不思議なもので、不明の声というのは覚えているものです。以前、蒲谷鶴彦先生のところに問い合わせのあった声に似ていると思いました。先生がご存命の頃ですので、2005年頃ではないかと思います。音源はカセットテープで、トカラで録音されたものとうかがいました。先生もわからず、「トカラの謎の鳥」と呼んでおりました。手元に、音源が残っていましたので聞いてみたところ、トカラの謎の鳥は比較してゆっくりと鳴いていますが、声紋を見ると音の高さは似ています。同じかどうかは、微妙なところです。
 トカラの鳥となると、森林総研のSさんの顔が思い浮かびました。さっそく2つの音源をお送りしておたずね、打てば響くようなご返事をいただき恐縮でした。なんと、トカラの謎の鳥はアカコッコに聞こえるとのことでした。私が、三宅島で録音したアカコッコの音源を聞きましたが、トカラの謎の鳥のように鳴くアカコッコを聞きつけることはできませんでした。しかし、Sさんに添付していただいた臥蛇島で録音した音源と一致しました。なんと、蒲谷先生もわからなかったトカラの謎の鳥が10年ぶりに、たった1通のメールで一瞬にして解明されてしまいました。今となっては、どなたからの問い合わせであったかわからず、この朗報を伝えることができないのが残念です。また、トカラと三宅島では、アカコッコの鳴き方に違いがあるかもという新たな課題が生まれました。
 ところで、粟島にアカコッコがいるとは思えず、粟島その3は謎のまま。ただ、アカコッコに似ていることから大型ツグミの可能性があります。
 まずは、Sさん。ありがとうございました。
 重ねて、心あたりをご存知の方がいらっしゃいましたら、ヒントなりお教えいただければ幸いです。

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