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2014年5月 2日 (金)

オオコノハズクの鳴く頃-その4

 その3で、オオコノハズクの地鳴き、あるいは雌の声と思われるものをアップしたところ、大阪市立大学の高木昌興さんより「イヌと表現されている部分、リュウキュウオオコノハズクの鳴き声と似ているシラブルで、減衰具合も似ている印象です。」と、Facebookでコメントをいただきました。
 リュウキュウオオコノハズクの声は、よく人の笑い声に例えられます。下記のサイトが、クリアな音源でアップされていますので、お聞きいただければと思います。
  http://www.okinawa-kaeru.net/yanbaru/ryukyuookonohazuku-call.html
 確かに、アップした3声のうち真ん中の声、オオコノハズクのイヌ鳴きと言っている声とよく似ています。オオコノハズクの場合、木魚鳴きがさえずりでよろしいかと思いますので、イヌやネコのような声は、地鳴きか雌の声だろうと思っています。
 リュウキュウオオコノハズクも同じような声で鳴くとなると、地鳴きか雌の声となってしまいます。今までさえずりという印象でとらえていましたが、どうも違うようです。そうなると、リュウキュウオオコノハズクはなんとさえずるのかが、次の課題となります。
 オオコノハズク自体、とても声量が小さい上に低い声で、とても聞きづらいさえずりでした。リュウキュウオオコノハズクも同じような小さな声のために、誰も聞けていないでしょうか。いずれにしても、謎が謎を呼ぶ展開、わくわくしてきました。

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