オオコノハズクの鳴く頃-その4
その3で、オオコノハズクの地鳴き、あるいは雌の声と思われるものをアップしたところ、大阪市立大学の高木昌興さんより「イヌと表現されている部分、リュウキュウオオコノハズクの鳴き声と似ているシラブルで、減衰具合も似ている印象です。」と、Facebookでコメントをいただきました。
リュウキュウオオコノハズクの声は、よく人の笑い声に例えられます。下記のサイトが、クリアな音源でアップされていますので、お聞きいただければと思います。
http://www.okinawa-kaeru.net/yanbaru/ryukyuookonohazuku-call.html
確かに、アップした3声のうち真ん中の声、オオコノハズクのイヌ鳴きと言っている声とよく似ています。オオコノハズクの場合、木魚鳴きがさえずりでよろしいかと思いますので、イヌやネコのような声は、地鳴きか雌の声だろうと思っています。
リュウキュウオオコノハズクも同じような声で鳴くとなると、地鳴きか雌の声となってしまいます。今までさえずりという印象でとらえていましたが、どうも違うようです。そうなると、リュウキュウオオコノハズクはなんとさえずるのかが、次の課題となります。
オオコノハズク自体、とても声量が小さい上に低い声で、とても聞きづらいさえずりでした。リュウキュウオオコノハズクも同じような小さな声のために、誰も聞けていないでしょうか。いずれにしても、謎が謎を呼ぶ展開、わくわくしてきました。
« オオコノハズクの鳴く頃-その3 | トップページ | オオコノハズクの鳴く頃-その5 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 短信:六義園の紅葉が始まりました /松田道生のブログをお探しの方へ(2025.11.10)
- ムシクイの話-オオムシクイとメボソムシクイの声の違い(2025.11.05)
- 三番瀬の謎の声(2025.10.25)
- トウネンと遊んだ一日(2025.10.15)
- 秋に鳴くオオセッカ(2025.09.15)

コメント