タヒバリのさえずりか
どうも粟島も後遺症でカゼ気味、熱はないのですが鼻水と咳に悩まされています。そのため、天気が良いのに音源の整理をしています。
先月(4月)25日、千葉県西部の田んぼに仕掛けて置いた録音機に入っていた音が気になりました。YAMAHA W24でタイマー録音、全体にボリュームをアップ、2,000Hz以下の低音ノイズの軽減、さらに500Hz以下も軽減、ノイズリダクションをかけています。
「WaterPipit-S140425.mp3」をダウンロード
はじめはヒバリと思ったのですが、ヒバリにしては音が低めで節に複雑さがありません。ヒバリのさえずりは2,000~7,000Hzと幅がありますが、3,500~6,000Hzです。節も2パターンぐらいを交互に繰り返している程度です。
当日、観察した鳥の中ではタヒバリがいて、胸がほんのりとピンク色をした夏羽になったものを複数羽見ています。そのさえずりの可能性があると思いました。日本ではタヒバリは、冬鳥ですから出会いは地鳴き、以前ぐぜりのような声を聞き録音したことがあります。しかし、さえずりは聞いたこともありませんし、記録があったという記憶がありません。
ただ、タヒバリはヨーロッパまで広く分布していますので、さえずりの録音はWeb上にたくさんアップされていました。聞いて声紋で比較するかぎり、音の高さ、パターンがタヒバリによく似ています。ただ、さえずりには単純なものと複雑なものがあり、私が録音したものは複雑なタイプのようです。
こうやって何が入っているかわからない音源のチェックは、おもちゃ箱をひっくり返して遊んでいるみたいで楽しいですね。
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