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2014年7月

2014年7月28日 (月)

トモカ電気プロショップ新装開店-秋葉原ラジオ会館

 東日本の大震災以来、建て直していた秋葉原駅前のラジオ会館が先日、オープンいたしました。
 かつて、このラジオ会館の中には蒲谷鶴彦先生お気に入りのオーディオ屋さんやどんな記録メディアも売っていたF商会などがあったのですが、この手のお店がなくなってしまいました。残るは、録音や放送現場で使う機材を扱っているトモカ電気プロショップ程度、再建中は別のビルで営業していのですが、心なしか心配でした。それが、オープンとともに復帰。お店は、もともとあった2階の同じ場所という嬉しい情報です。さっそく、昨日行ってみました。
 雨模様の秋葉原、夏休みとあって人が多いです。ラジオ会館のエスカレーターは乗るために短い行列ができるほど、なかは人であふれていました。かつてのラジオ館の猥雑さはなくなり、オレンジ色を基調とした壁紙は明るい店内を醸しだしています。入ってみると、秋葉原土産のお店やフィギュア屋さんが目に付きます。トモカを始め、以前のラジオ会館にあったお店もポツポツとありますが、かなり様変わりをしていました。
 さっそく、トモカでスポンジジャマーとキャノンプラグの変換アダプターを購入、皆さん忙しそうで何よりです。
Tomoka140728

 ところで、トモカの前の廊下にはガチャがずらっと並んでいました。ヨドバシ店頭から無くなるなど、街から姿を消しつつあるガチャですが、さすが秋葉原です。これだけ、動物系のガチャが並んでいるのは初めて見ました。さっそく「日本の動物コレクション」の「Ⅲ東京/巨大都市と離島」にチャレンジ。アブラコウモリをゲットしました。
Gatya140728

2014年7月27日 (日)

ドバトのさえずり

  以前、ブルーレイの『新・野鳥図鑑』(NHK)の制作に関わったときに、NHKの膨大な資料映像のなかにドバトのハイビジョン映像が無いのに驚いたことがあります。担当していたディレクターが、近くの公園でドバトを撮影して事なきを得ました。
 考えてみると、私のコレクションにもろくなドバトの声がありません。かろうじてあるのは、月之座さんちのツミを録りに行った公園で群れていたドバトを録音したときの声です。群れですから、にぎやかです。ですから、ドバトの単独の声も録りたいと思っていましたがなかなか機会がありませんでした。ドバトは、にぎやかな所にいるので録音が難しいのです。そもそもドバトごときに、力が入らないことも原因です。
 今回の日光行きのさい、マンションでドバトが巣を作っているのを見つけました。これ幸いと、早朝のタイマー録音を仕掛けて録音してみました。
 YAMAHA W24で録音。300Hz以下のノイズを軽減、ドバトの音域のボリュームをアップ、ノイズリダクションをかけています。



 タイマー録音は午前4時から7時までの3時間です。この3時間でドバトが鳴いたのは、わずか2回、この2声のみです。最初の声は4時31分、後ろでヒグラシが鳴いています。次の声が5時49分ですから間を詰めています。1回に4声ずつ鳴いて終わりです。
 巣のそばで鳴いていたので、さえずりと言って良いと思います。しかし、ドバトの地鳴きとさえずりの違いなど、私にはわかりませんので違っているかもしれません。ドバトは、いつでも簡単に録音できると思っていましたが、けっこう難題の鳥でしたね。

2014年7月26日 (土)

コマドリ激減-日光

 ここ数日は、日光でした。少し涼しい思いをしてきました。
 今回の日光は、アカヒゲ研究のSさんとごいっしょしました。アカヒゲからコマドリへ研究対象が広がっていくのは、当然の帰結です。それにしても、これから5年間続けて調査をするとのこと、たいへんな課題と取り組んでいらっしゃいます。ということで、今年の春にSさんから日光のコマドリ・ポイントを教えて欲しいと頼まれました。「ああ良いですよ。日光にはコマドリが、たくさんいるからいつでもご案内します」と言ってしまいました。後で考えると、なんとも安請け合いをしてしまったものです。
 京都からお出でになるSさんのためにも下見をしておこうと、今までコマドリと会っていたところを再訪してみました。ところが、かつてコマドリのいたところでも、出会うことができない場所があることがわかりました。
 日光連山を見渡して、右側(東側)に霧降高原があり、ポツンと鉄塔が建っているのが見えます。この鉄塔のあるあたりを左(西)へ振っていくと、大眞名子山と男体山の裾野が交わるところとほぼ同じ高さとなります。このラインから上のよく茂った森にコマドリがいます。さらに、男体山の陰になる切込湖刈込湖、金精峠から白根山の麓もコマドリのいるところです。ところが、今回霧降高原ではコマドリに会うことができませんでした。早朝のタイマー録音では「ヒン」とも鳴いていませんでした。市内から20分ほどで行ける霧降高原でコマドリがいれば、とても楽に見つけることができると思ったのですが、残念です。
 日光連山の中央部分に、雲竜渓谷があります。以前、蒲谷鶴彦先生をご案内し、先生の大好きなコマドリの声を聞いていただいたことがあります。ところが、雲竜にはいることはいるのですが、密度がとても低くなっていました。ひとつの山に1羽の雄が鳴いている感じとなり、かつて蒲谷先生がお聞きになった森ではコマドリに会えませんでした。
 健在なのは、切込湖刈込湖周辺。さらに、金精から菅沼付近なのですが、実はここは群馬県片品村となり、正しくは日光ではなくなってしまいます。ということで、日光の森からコマドリのさえずりが、とても少なくなっていることがわかりました。
 Sさんによると、同じように全国的各地でコマドリが減っているとのこと。その原因は、おそらくシカがコマドリが好む藪を作っている植生を食べてしまっていることだと思います。例えば、霧降高原のコマドリの声が響いてきた谷間はササがなくなっていました。また、蒲谷先生がコマドリをお聞きになた森は、今回行ってみると岩がゴロゴロしているのがよく見えるようになっています。
  このまま、シカの食害が広がると日光から、いや全国各地からコマドリがいなくなる日がやってくるかもしれません。そう思うと、なんともやるせない気持ちになります。
  ということで、今回Sさんと訪れた雲竜渓谷でかろうじて出会ったコマドリのさえずりです。PCM-D100で録音、ボリュームはそのまま、2,500Hz以下のノイズを軽減、軽くノイズリダクションをかけています。

 この声がいつまでも、聞こえる日光でいてほしいと思います。

2014年7月22日 (火)

昼寝の目覚まし-ヒグラシ

 今日は、NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」の出演日でした。番組は、本日が初日です。そのため、スタッフを始め出演者一同、緊張のおもむきで番組に望みました。私にとっては野鳥の質問がないのがいちばん緊張することで、番組が始まるまで1件もないという状況からのスタートでした。それでも、放送中に質問がパラパラとよせられ、そのなかにはカラスに関する質問もありましたから、よかったです。終わったときにディレクターから「なんとか乗り切りましたね」と、安堵のお言葉をいただきました。
 番組出演のため、午前5時に起きたこともあって、帰ってきたら昼寝をしてしまい爆睡、目が覚めたら夕方でした。もう、六義園からヒグラシが声が聞こえきていました。バックは、ねぐらに集まるハシブトガラスの声です。
 PCM-D100で録音、2,000Hz以下の低音ノイズを軽減、ボリュームはそのままです。

 

2014年7月20日 (日)

耳鳴りの周波数は?

 老耳になって、高い音が聞こえなくなるとともに耳鳴りも酷くなりました。以前、耳鼻科の専門医の診察を受け、高音が聞こえないのは「自然の摂理=歳だからしょうがない」と言われたとき、同時に耳鳴りについても相談しました。一言「高い音が聞こえないと、耳鳴りも酷くなるんだよね」で終わりでした。
 普段は、耳鳴りはあまり気になりません。都会では周りの音がうるさいので耳鳴りも聞こえないのです。ところが、夜の山で遠くに鳴くフクロウ類の声を聞こうとすると、自分の耳鳴りがうるさいことがよくわかります。ところで、この耳鳴り。周波数はどのくらいなのでしょうか。耳に録音機を当てても、録音できないのですから検証のしようがありません。
 ところで、このところ毎日のようにセミたちの初認記録が更新されています。先週、鳴き始めたニイニイゼミの声を聞いて、私の耳鳴りの音域にとても近いことに気がつきました。ということで以前、録音したニイニイゼミの声を声紋表示させて見ると、音の幅は広く5,500~11,000Hzにあります。このなかで濃い部分は、7,000~9,000Hzで8,000Hzあたりが中心でした。音としてはかなり高い音で、鳥で言えばヤブサメのさえずりと同じ高さが中心でした。
 明治神宮で録音したニイニイゼミの声です。ローランドR-09で録音。ボリュームもノイズもそのままです。



 他の方が、どのように自分の耳鳴りを聞いているのかわりようがありません。そのため、皆がこのように高い音の耳鳴りがどうかはわかりません。しかし、生き物の鳴き声から自分の耳鳴りの高さを知ることができるのではないかと思いました。
 私にはすでに聞きづらくなっている高い音が、耳鳴りとなって聞こえていることになります。  

2014年7月19日 (土)

大庭照代さんの講演会-野学校

  本日の午後は、野学校でした。
 野学校につきましては、岩本久則さんが書かれているので、下記URL出ご覧ください。
  http://tokyo-birders.way-nifty.com/685p3.pdf
 会場は、日本野鳥の会の事務所の近く、50人ほどの熱心な野学校の生徒さんたちが集まりました。
Fieldschool140719

 本日の授業は、千葉県立中央博物館の大庭照代さんによる野鳥や自然の音への取り組みについて。題して「ききみみずきんはどこへ行った~耳を頼りに自然を観察するために」です。きみみずきんについては初期の頃、私もお手伝いをさせていただきました。また、大庭さんは蒲谷鶴彦先生に録音の手ほどきを受けており、私にとっては兄弟子。いや姉弟子にあたります。先輩の貴重なお話し、行かないわけにはいきません。なお野学校は今日で9回目、今まで面白い講演ばかりでしたが、なんやかやで行きそびれていました。そのため、本日の私は新入生です。
 ところで、大庭さんの音への取り組みは科学的であり、教育という分野でどのように展開していくかというのがテーマだったと思いました。その流れは、アオバズクの鳴き声の解析から始まり、ききみみずきん事業へとつながり、博物館活動のなかで生かされて来ました。音への取り組みは、探鳥会や自然観察会の場でもっと行うべきであると思いますし、そのノウハウは蓄積されているになります。
 本日の講演のなかでも、子供たちが鳥の声を聞いて「何と聞こえるか」「何の鳥の声なのか」と話し合うシーンがありました。ただ、静かに鳥や自然の音を聞くだけでなく、その音から議論が始まることが大切という姿勢は新鮮でした。また、鳥の声を聞いて感動する人声も録音し、記録にしていること。さらに、周辺のノイズも録音しておくことで将来貴重な資料になるはずというのも、うなずけます。
 ということで、日本でいちばんアオバズクの声を聞いている大庭さんに質問をさせていただきました。「アオバズクの一声鳴きは、よくあることのなか」です。アオバズクが一声鳴きをして、それがオオコノハズクの声として誤認されているのではないかということからの質問です。お答えは「途中で止めたようなものがあるがあまり聞かない、巣の中で卵を抱いている雌がかすかになく程度」とのこと。そうなると、アオバズクが一声鳴きを頻繁にするために、それがオオコノハズクの声と誤認された可能性は、なくなりました。
  おかげで課題のひとつが解決いたしました。大庭さん、ありがとうございます。また、お疲れ様でした。
 

2014年7月18日 (金)

NHKラジオ『夏休み子ども科学電話相談』の本と出演日

 NHKラジオで放送されている『夏休み子ども科学電話相談』の内容が本になりました。去年の放送内容から、ピックアップされた質問と回答が載っています。私も鳥の質問に答えていますので、どうぞご覧ください。

Kodomosoudan140718

タイトル:『NHK子ども科学電話相談 ときあかせ! 宇宙や生きもののひみつ』
編集:NHKラジオセンター「子ども科学電話相談」制作班
装丁:B6判128ページ
出版社: NHK出版
ISBN-10: 4140113332
ISBN-13: 978-4140113332
発売日: 2014/7/16
定価 1,260円 (本体1,200円)
アマゾンのURL
http://www.amazon.co.jp/NHK%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E7%A7%91%E5%AD%A6%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E7%9B%B8%E8%AB%87-%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%82%E3%81%8B%E3%81%9B-%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%84%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%BF%E3%81%A4-NHK%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%8C%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E7%A7%91%E5%AD%A6%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E7%9B%B8%E8%AB%87%E3%80%8D%E5%88%B6%E4%BD%9C%E7%8F%AD/dp/4140113332/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1405662262&sr=1-1&keywords=%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%84%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%BF%E3%81%A4

 また、今年の出演日をご案内いたします。
 私は、7月22日、29日、8月26日に出演いたします。なお、もう一人の鳥の解答者である生態教育センター・中村忠昌さんの出演日は、7月24日、30日、8月7日です。合わせてお聞きいただければと思います。いずれにしても、鳥の質問が少ないので、質問をお待ちしております。
 放送時間は基本、午前8時5分~11時45分です。8月6日は、午前9時5分から放送開始です。ときに、事件事故、国会中継が入る可能性があり、放送時間が変わったり中止になることもあります。あらかじめご了承ください。詳しくは、下記URLでご覧いただければ幸いです。
http://www.nhk.or.jp/radiosp/kodomoq/

2014年7月15日 (火)

ハシブトガラスの巣-菅沼

 日曜日は、日光野鳥研究会の自然観察会で金精峠への登山道を歩きました。このところの大雨や大風で倒木に道がふさがれていたり、道が流されていたりして、とても難渋する山歩きとなりました。また、途中から雨模様となってしまい、改めて自然の厳しさを知る機会となりました。それでも、お目当てのコマドリは近くで良く鳴いてくれましたし、ルリビタキ、メボソムシクイ、キクイタダキ、キバシリと言った亜高山帯の常連のさえずりを聞くことができました。また、ホシガラスを何度も見ることができたのは、今までないことでした。
 ところで、登山道の入り口となる菅沼駐車場の道際のモミに大きな鳥の巣があるのを見つけました。
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 国道沿いとなり、かなり交通量の多い場所です。巣は矢印の部分、木の樹冠部にありました。   いったい何の巣でしょう。
Birdnest1407131

 ホシガラスがいたこともあって、この鳥の可能性も考えたのですが、ホシガラスの巣の発見は戦後のこと。たいへん珍しいはずで、こんなあっけらかんとしたところに作るとは思えません。この程度の大きさの巣を作る可能性のある鳥にノスリがいます。ただ、今まで見たことのあるノスリの巣はもっと森の中でした。
 やはりハシブトガラスの可能性が高いと思います。今回の観察会でもハシブトガラスの声を聞いていますので、いることはいます。
 なお、この菅沼の標高17,000mとなります。今まで日光エリアで見たハシブトガラスの巣で、もっとも高い標高は雲竜渓谷で、およそ1,400mの地点でした。それより、さらに約300m高く、ハシブトガラスは亜高山帯の鳥の一員ということになります。 

2014年7月14日 (月)

月の出

 週末から今日まで、日光でした。土曜日の夜は、例によって日光の鳥仲間と山の中へ。それも車で1時間以上、深山へ行きました。
 到着して、毎度のようにスーパーマーケットで買ったお弁当で腹ごしらえです。アカハラが鳴き、日没を迎えます。林道のわきをマミジロが跳ねるように歩いて行くのを、車のヘッドライトが捕らえました。眉の白さがいちだんと輝いています。
 暗くなると同時に、山の向こうからコノハズクの声が聞こえてきます。まだ、鳴いていました。少なくとも2羽が鳴き合っています。そして、谷間からヨタカ、遠いけれどフクロウの声も聞こえて、夜の鳥たちの世界となりました。
 暗くなってしばらくすると、山の端が白くなっているのに気がつきました。不思議な光景です。皆で議論した結果、月の出であることがわかりました。今日は、ほぼ満月。それだけに、明るい月です。山の上から月が顔を出すと、自分の影がはっきりと見えるほどの明るさとなりました。 1度暗くなった風景が、また明るくなっていくのは不思議な体験でした。
 バードウォッチングの醍醐味は、野鳥と同じ素晴らしい空間を共有することにあると思いました。
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2014年7月11日 (金)

ワイルドライフアート協会20周年展

  本日は、台風一過の良い天気。ただ猛烈に暑い日となりました。というわけで、室内のイベントへ。日本ワイルドライフアート協会の20周年展です。
 自然や野生の生き物を描くことを楽しんでいる方たちの作品展です。おもに、絵画ですが、バードカービングや紙細工など立体の作品もあります。絵画は、油絵から日本画、友禅染めやウッドバーニングもあります。さまざまな手法で、思いのままに描いています。
 同じ生き物でも、作者によってこうもとらえ方が違うのかという個性と感性を楽しんできました。
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場所:山脇学園ギャラリー
期日:7月10日~16日[13日(日曜日)は休館]
時間:11:00~18:00[初日は14:00から、最終日は14:00まで]
アクセス:JR市ヶ谷駅前 靖国通り三菱東京UFJ銀行隣
    メトロ南北、有楽町、都営新宿線市ヶ谷駅A2出口
    電話:03-3264-4027
         入場無料

2014年7月10日 (木)

ニコンのフィールドスコープED50

 腰が弱いので、機材の重さがこたえます。それでもていねいに鳥を見たいので、多少高くても軽い機材へ買い換えています。本日、ニコンのフィールドスコープED50+13-30ズームの接眼をヨドバシAkibaで購入。合わせて、ManfrottoのCompactアクション三脚5段(MKCOMPACTACN-BK)も買いました。
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 重さは、スコープ本体が455g+α(接眼レンズ)、三脚が1.5kgで、合わせて2kg程度に収まりました。
 価格は、ED50本体が30,080円、接眼レンズが16,140円、三脚が7,430円で、合計53,650円となりました。溜まったポイント3,012円を使い、ポイントが5,066円付きました。およそ5万円で、これだけのシステムが入手できたことになります。多少高くても軽い機材を求めていたのですが、安くて軽い機材となりました。ヨドバシAkibaは疲れた顔をした店員が対応してくれることさえ嫌でなければ、ポイント引きで価格コムの最安値とほぼ同じとなります。
 ED50は、カミさん用にローズピンクを発売当時に入手し使用していましたので、その手軽さと見やすさはすでに体験済みです。今まで使用した感じでは、ED50はけして安かろう悪かろうという製品ではないと思っています。小型軽量安価という機能に加えて、見え味はくっきりはっきりしています。視野周辺まで、ムラなく見えます。カミさんのには30倍ワイドを付けていましたが、ズームでの30倍のほうがアイレリーフの関係か、見やすく思いました。しいて悪いところを探せば、20万円を超える機種と比べると筐体に高級感がないのが、残念なくらいです。
 最近、私は双眼鏡だけで、スコープを持って行かないことが多くなりました。スコープで見なくてはならいほど、遠い鳥は鳴いても録音できないというのがその理由です。また、双眼鏡の機能も良くなったので、それでわからないものはスコープでもわからないことが多いからです。ただ、そのため見そこなっていることも多いのではと思っています。これを機会にウォッチングにも精を出したいと思います。

2014年7月 9日 (水)

『朝の小鳥』8月放送分スタジオ収録-金精峠の鳥たち

 本日は、文化放送にて8月放送分の『朝の小鳥』のスタジオ収録でした。今日も雨模様で、スタジオ収録の日は雨が多いですね。
 外は雨でも、スタジオでは8月の夏空のもと、さえずる小鳥たちの声でいっぱいにしないとなりません。金精峠は群馬県片品村になりますが、日光から行きます。ここ10年ほどは、毎年行っています。そのときに録音したとっておきの音で構成しました。金精峠の森は亜高山帯となりますので、鳥たちも標高の高いところに住むものたちです。なかでも名物はコマドリ、密度が高く声も逸品です。
 以前、コマドリを取り上げたときに「コマドリはオレンジ色のきれいな鳥」とシナリオに書いたところ、ディレクターのS木さんが「コマドリは青いのでは」と、言われてびっくりしました。  
  理由をたずねたところ、なんでも石原裕次郎の歌に「青い駒鳥」というのがあって、コマドリは青いものだと思っていたとのことでした。調べて見たら、正しいタイトルは「青い駒鳥の唄」(作詞:井上梅次、作曲:萩原忠司)でした。また、この歌は1958年に封切られた日活映画『素晴らしき男性』(監督:井上梅次)の挿入歌でした。
 私は、芸能音楽に疎い私は知りませんでしたし、若いアナウンサーのS川さんは知りませんでした。S木さんは、ラジオで流したことがあったそうで「今思えば『素晴らしき男性』なんて、恥ずかしいタイトルですね」と、盛り上がりました。
 改めて本日、金精峠のコマドリを聞いたS木さん。コマドリの力強いさえずりに、素晴らしき男性の主題歌にコマドリが使われた理由がわかったような気がするとのことでした。たしかに今日のコマドリは、素晴らしき雄のさえずりでした。
2014年8月放送内容
    8月3日  キセキレイ
    8月10日 ホトトギス
    8月17日 キクイタダキ
    8月24日 ヒガラ
    8月31日 コマドリ

2014年7月 7日 (月)

アリスイは雌も鳴くのか

 初めて北海道でアリスイの声を聞いたときはわからず、2年越しでやっと姿と声が一致した思い出があります。このアリスイの声を録ろうと、繁殖地の北海道や越冬地の東京周辺で何度か試みていますが、なかなか良い音が録れませんでした。
 今回たずねた山形県ではアリスイがあちこちで繁殖していて、幸いなことに鳴き声を録ることができました。YAMAHA W24でタイマー録音、午前4時17分頃です。1,500Hz以下の低音ノイズを軽減、アリスイの音域のボリュームを増幅、軽くノイズリダクションをかけています。
 



 最初のほうは声が重なっているので、2羽が鳴いているのがわかると思います。また、強めの声と優しげな声が交互に聞こえます。聞きようによっては、強い声が雄、優しい声が雌で、雌雄で鳴き合っているようにも思えます。もし、雄同士で鳴き合うならば、もっと緊迫感のある鳴き方になるのではと思いました。しかし、ネット上にアップされている論文などをチェックしたのですが、「雌も鳴く」という記述を見つけることができませんでした。
 同じキツツキの仲間のアカゲラは、雌もドラミングをしてよく鳴きます。アオゲラの雌は、雄とは違う声で鳴き、声により雌雄の区別ができます。しかし、キツツキ類とは言え異色のアリスイですから、そのルールが合うかどうかわかりません。そもそも雌雄の区別のつきにくい鳥なのですから、鳴いているところを見て雌雄を確認することが困難です。
 アリスイはドラミングをするかという課題に加えて、雌も鳴くのかという課題が増えました。

2014年7月 5日 (土)

下村兼史さんと高野伸二さんのお墓参り-あきる野市

 いくら考えても、なぜお墓参りをすることになったのか良くわからないのですが、今日は下村兼史さんと高野伸二さんのお墓参りをいたしました。幹事役は、いつもお世話になっているS木♂さんです。それに加えて、バードフォトアーカイブスの塚本洋三さん、お友だちの菅野雄義さん杉崎一雄さん、そして私です。
  塚本さん、菅野さん、杉崎さんの3人は、戦後の日本野鳥の会東京支部を支えた鳥仲間です。塚本さんと菅野さんは、近代日本ではじめてソデグロヅルを高野さんといっしょに荒崎で確認した仲間。杉崎さんは塚本さんの妹さんとご夫婦という関係。さらに、菅野さんはS木♂さんの高校の生物の教師であり、菅野さんとの出会いが野鳥と付き合うきっかけとなったそうで、皆さんとてもご縁が深いのです。
 まずは、バードフォトアーカイブスのサイトで、記事になっているお二方のエピソードをご覧ください。
 菅野雄義さんについて
 http://www.bird-photo.co.jp/2_day_2013.html#2013_nov_2
 杉崎一雄さんについては、下記URLで2014 Janと2014 Feb
 http://www.bird-photo.co.jp/2_day.html
 いずれにしても、私の大先輩で、私が今あるのも皆さんのおかげということになります。
 ところで、下村さんのお墓はあきる野市にあるあきる野カトリック教会の墓所、高野さんのお墓も同じ市内の廣徳寺にあります。車での移動ならば、10数分しか離れていません。計らずも、野鳥カメラマンの巨匠がご近所で眠っていることになります。ということで、参加者の関係と墓参の意味をおわかりいただけたと思います。でも、なんで今日になったのか、わかりません。
 下村さんのお墓は、車でもきつい坂道を登ったところにありました。それだけに、見晴らしのよい墓所です。見下ろすと秋川の流れ、その向こうに陣馬山などに続く山並が広がっています。墓は、十字架が刻まれているだけでいたってシンプル、墓碑名はありません。かろうじて、横の花受けに下村家と娘さんの山本家の名前が小さく刻まれているだけです。
 そして、すぐ裏は横沢入里山保全地域です。行ってみますと、里山の風景が広がっていました。小雨のなか、ツバメが飛び交いガビチョウの声が賑やかでした。きっと、下村さんが生きていたら『或日の里山』という映画を制作したのではないでしょうか。
Simomura140705

 高野さんのお墓は、秋川の挟んで反対側に位置します。同じように高台にあり、秋川越しに奥多摩の山々が見えます。こちらも墓碑銘は、家名でなく「花群」と刻まれています。この文字は、薮内正幸さんが書かれたものだそうです。さらに、わかりにくいのですが、手前の左右に石には薮内さんのウソの絵が刻まれています。ここでは、キビタキのさえずりが聞こえ、境内にはコサメビタキがいました。いずれも、お墓の中からバードウォッチングを楽しめる環境です。
Takano140705

 小雨が止まないので、お寺の山門にゴザを敷いて、S木♂さんお手製のお握りなどでお昼です。これが、めちゃ美味しいのです。また、大先輩3人の思い出話にはわくわくさせられます。当時20歳台、1960年代の三宅島や荒崎、北海道のエピソードがぽんぽん飛び出てきます。そして、S木♂さんの波乱に満ちた半生も凄い。ときどき聞こえるキビタキやヒヨドリの声、美味しいご飯と素晴らしい仲間たちのトーク、最高のひとときでした。
 故人を偲ぶことから、こんなにも幸せな時間を過ごすことができるなんて思ってもみませんでした。
 皆さん、お疲れさまでした。

2014年7月 4日 (金)

アカショウビン-羽黒山麓

  以前、カミさんが羽黒山の宿坊に泊まった時、朝アカショウビンの声で目が覚めてうるさかったとのこと。それでは、せっかく山形まで行くのだから羽黒山まで足を伸ばそうということになりました。重ねて、山形のバード・コンシェルジュのY川さんにガイドをお願いいたしました。
 Y川さんにアカショウビンの情報をおたずねすると、曖昧なご返事。情報がクローズされているのならば無理はしないでと伝えましたが、行ってみるとその理由がわかりました。アカショウビンは、どこにでもいるのです。それだけに、どこにいると明快に答えることができなかっただけのことでした。
 鳥取県の八東ふるさとの森のように、たった1番のアカショウビンに100名の野鳥カメラマンが集まるのならば、羽黒山周辺だけで数千人を集めることができるほどいます。情報が情報を呼び人を集めますが、それ以外のところは過疎っている情報化時代の不思議な現象です。といって、1,000人ものカメラマンが来たら困りますが。
 ところで、カミさんが泊まった宿坊は電話をすると満員。Y川さんからこちらもいるはずと教えてもらった国民休暇村もいっぱい。ということで、第三志望の羽黒山麓にある温泉を予約しました。
 行ってみると、山間にある小さな温泉宿でした。目の前には、米所の庄内平野が広がるロケーションです。宿に入り、昼寝をしようとすると、アカショウビンのさえずりが聞こえてきました。Y川さんのところからはサンコウチョウの声が聞こえ、おちおち昼寝もできません。あとで女将に聞いたら、今年の春には玄関の前にあるモミジの木に真っ赤な鳥がとまって驚いたとのこと。羽黒山周辺は、アカショウビンだらけなのです。
 というわけで、夜明け前に羽黒山頂に行く作戦を変更し、宿の周辺で録音することにしました。午前3時30分に起きて宿を出ると、まだ暗くカエルの大合唱です。明るくなるとともにヒヨドリが鳴き始め、にぎやかになります。そして、アカショウビンの声が近くの林から響いて来ました。さっそく録音です。
 PCM-D100で録音、少しボリュームをアップ、3,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。



 今まで何度かアカショウビンのさえずりを録音していますが、こんなに立て続けに鳴いた例は初めてです。以前、録音した音源では30秒ほどの間を空けて鳴いていました。そのため、間を詰めないと番組にはならないので困ったことがあります。また、録音自体は20分以上あり、この調子で30分近く鳴き続けていたことになります。
 やはり、密度が高いところでは良くさえずるのでしょう。私たちには、1羽の声しか聞こえませんでしたが、どこかで鳴き合う雄がいたのでしょう。そして、この音源でも3回サンコウチョウが後ろで鳴いています。サンコウチョウをバックにさえずるアカショウビンなんて、なんと贅沢な音でしょう。
 Y川さん、重ねてアカショウビンも楽しむことができました。ありがとうございました。

2014年7月 3日 (木)

チゴモズ-山形県北部

   野鳥録音を始めて、鳴かない鳥には興味がなくなりました。しかし、それでも見たい鳥のひとつがチゴモズです。チゴモズは、私がバードウォッチングを始めた1965年頃は多磨霊園で見ることができました。毎年、日本野鳥の会東京支部の探鳥会では記録されていました。ところが、板橋区の奥のほうに住んでいた私は始発のバスに乗っても探鳥会の集合時間には間に合わず参加することができませんでした。それに多磨霊園ならば、いつでも行けば見られると思っていたのですが、いつの間にか姿を消しました。その後、高尾山の山梨県側の藤野にいるとのことでした。しかし、カメラマンと農家の方ともめた話などを伝え聞き、行きそびれているうちにここもいなくなってしまいました。そして、気がついたらチゴモズの情報は皆無となり、もう一生会えない鳥かと思っていました。
 毎年、お世話になっている山形県のバード・コンシェルジュ・Y川さんから、去年の来訪のおり「チゴモズなら少しだけどいる」とのこと、今年はチゴモズ狙いでガイドをお願いいたしました。事前情報では、2番を見つけていただいておりましたが、直前で1つは行方不明、残る1つにかけての来訪です。
 Y川さんと待ち合わせをして車で30分、チゴモズの巣があるというマツ林に着きます。そして、離れて待つこと数分「来た!」との合図。見ると枝にとまっている雄がいます。なんと、あっけない出会いでしょう。50年近く会えなかったチゴモズに、Y川さんに会って1時間もしないうちに見てしまいました。もし、最後に盛り上げたい釣り番組ならば、最初に大物が釣れてしまって、こまる展開です。
 やはりチゴモズは、魅力的な鳥でした。太い目を通る線の黒が、頭の灰色と顔から腹にかけての白に映えます。目が大きく、精悍な感じのモズとは違って、可愛い感じがします。
Tiger_shrike140701

 その後、少し離れた狩り場の畑に移動して観察していると、同時に雄2羽を見ることがあって、どうもこの周辺では2番が繁殖しているようです。ところが、巣の周りでも狩り場でも雄はいても雌を見ることがありません。雌は抱卵中ではと思っていましたが、それにしては雄が頻繁に食べ物を運んできますので育雛中と思われます。不思議なことです。
 それにしても、林と畑。これは、かつて藤野にチゴモズがいた環境とよく似ています。いわば、日本中どこにでもある環境なのですから、いなくなった理由がわかりません。
 また、チゴモズを観察していて思ったのは、まったく鳴かないのです。また、動きが速く、飛び方は直線でモズとは違います。白っぽく、尾が長めなので林のなかを飛んでいく時は、サンショウクイによく似ています。また、とまっているときにモズは尾を回しますが、チゴモズがまわすのを見ることがありませんでした。新鮮な発見が、つぎからつぎにあるチゴモズです。
 この日は、雌に会えないままタイマー録音2台をしかけて撤収。翌朝も、同じ場所で観察しましたが、雌は見えません。他の場所にも行きたいので、タイマー録音を仕掛け直して移動をしました。
 そして最終日の3日目、電車の時間を気にしながら録音機の回収に行きました。この間、30分ほどの観察です。なんと、Y川さんが雌を発見。雄とは違う可愛さのあるモズでした。最後に大物が釣れる釣り番組のように最高の展開となりました。
  Y川さん、お陰さまで念願のチゴモズ雌雄を見ることができました。また、カミさんともども、お世話になりありがとうございました。

2014年7月 1日 (火)

また謎の声-芝川第一調節池

  先週は埼玉県の芝川第一調節池に、3回通いました。目的は、ヨシ原のなかで茶色いサギ類やクイナ類が鳴いてくれればと思って出かけました。
 録音機を池側とヨシ原側にそれぞれ2台ずつ、合計4台を午前3時~6時までの3時間、タイマー設定で録音しました。
  残念ながら、ヨシゴイやサンカノゴイの声は入っていませんでした。また、はっきりとわかるクイナやヒクイナの声もなく、今回ははずしました。数ある体験のなかには、こんなこともあります。
 ところで、また謎の声が入っていました。YAMAHA W24で録音。ボリュームのアップ、低音ノイズの軽減、該当音域の増幅、ノイズリダクションをかけています。



  基音が、1,000~1,400Hzにあり、一つの音の後半で震えるように途切れています。4~7音で一節となり、間を空けて15回3分10秒ほど鳴き続けています。アップしたものは、節と節の間隔を詰めてあり、実際はもう少し間を空けて鳴いています。
 可能性としては、カイツブリが怪しいのですが、このような声で鳴いたのを聞いたことがありません。また、前後にカイツブリの声はありませんでした。クイナ系の感じはするのですが、不明です。ヒントなりいただければ幸いです。

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