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2014年7月19日 (土)

大庭照代さんの講演会-野学校

  本日の午後は、野学校でした。
 野学校につきましては、岩本久則さんが書かれているので、下記URL出ご覧ください。
  http://tokyo-birders.way-nifty.com/685p3.pdf
 会場は、日本野鳥の会の事務所の近く、50人ほどの熱心な野学校の生徒さんたちが集まりました。
Fieldschool140719

 本日の授業は、千葉県立中央博物館の大庭照代さんによる野鳥や自然の音への取り組みについて。題して「ききみみずきんはどこへ行った~耳を頼りに自然を観察するために」です。きみみずきんについては初期の頃、私もお手伝いをさせていただきました。また、大庭さんは蒲谷鶴彦先生に録音の手ほどきを受けており、私にとっては兄弟子。いや姉弟子にあたります。先輩の貴重なお話し、行かないわけにはいきません。なお野学校は今日で9回目、今まで面白い講演ばかりでしたが、なんやかやで行きそびれていました。そのため、本日の私は新入生です。
 ところで、大庭さんの音への取り組みは科学的であり、教育という分野でどのように展開していくかというのがテーマだったと思いました。その流れは、アオバズクの鳴き声の解析から始まり、ききみみずきん事業へとつながり、博物館活動のなかで生かされて来ました。音への取り組みは、探鳥会や自然観察会の場でもっと行うべきであると思いますし、そのノウハウは蓄積されているになります。
 本日の講演のなかでも、子供たちが鳥の声を聞いて「何と聞こえるか」「何の鳥の声なのか」と話し合うシーンがありました。ただ、静かに鳥や自然の音を聞くだけでなく、その音から議論が始まることが大切という姿勢は新鮮でした。また、鳥の声を聞いて感動する人声も録音し、記録にしていること。さらに、周辺のノイズも録音しておくことで将来貴重な資料になるはずというのも、うなずけます。
 ということで、日本でいちばんアオバズクの声を聞いている大庭さんに質問をさせていただきました。「アオバズクの一声鳴きは、よくあることのなか」です。アオバズクが一声鳴きをして、それがオオコノハズクの声として誤認されているのではないかということからの質問です。お答えは「途中で止めたようなものがあるがあまり聞かない、巣の中で卵を抱いている雌がかすかになく程度」とのこと。そうなると、アオバズクが一声鳴きを頻繁にするために、それがオオコノハズクの声と誤認された可能性は、なくなりました。
  おかげで課題のひとつが解決いたしました。大庭さん、ありがとうございます。また、お疲れ様でした。
 

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