ドバトのさえずり
以前、ブルーレイの『新・野鳥図鑑』(NHK)の制作に関わったときに、NHKの膨大な資料映像のなかにドバトのハイビジョン映像が無いのに驚いたことがあります。担当していたディレクターが、近くの公園でドバトを撮影して事なきを得ました。
考えてみると、私のコレクションにもろくなドバトの声がありません。かろうじてあるのは、月之座さんちのツミを録りに行った公園で群れていたドバトを録音したときの声です。群れですから、にぎやかです。ですから、ドバトの単独の声も録りたいと思っていましたがなかなか機会がありませんでした。ドバトは、にぎやかな所にいるので録音が難しいのです。そもそもドバトごときに、力が入らないことも原因です。
今回の日光行きのさい、マンションでドバトが巣を作っているのを見つけました。これ幸いと、早朝のタイマー録音を仕掛けて録音してみました。
YAMAHA W24で録音。300Hz以下のノイズを軽減、ドバトの音域のボリュームをアップ、ノイズリダクションをかけています。
「rockpigeon140726_0400.mp3」をダウンロード
タイマー録音は午前4時から7時までの3時間です。この3時間でドバトが鳴いたのは、わずか2回、この2声のみです。最初の声は4時31分、後ろでヒグラシが鳴いています。次の声が5時49分ですから間を詰めています。1回に4声ずつ鳴いて終わりです。
巣のそばで鳴いていたので、さえずりと言って良いと思います。しかし、ドバトの地鳴きとさえずりの違いなど、私にはわかりませんので違っているかもしれません。ドバトは、いつでも簡単に録音できると思っていましたが、けっこう難題の鳥でしたね。
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