月の出
週末から今日まで、日光でした。土曜日の夜は、例によって日光の鳥仲間と山の中へ。それも車で1時間以上、深山へ行きました。
到着して、毎度のようにスーパーマーケットで買ったお弁当で腹ごしらえです。アカハラが鳴き、日没を迎えます。林道のわきをマミジロが跳ねるように歩いて行くのを、車のヘッドライトが捕らえました。眉の白さがいちだんと輝いています。
暗くなると同時に、山の向こうからコノハズクの声が聞こえてきます。まだ、鳴いていました。少なくとも2羽が鳴き合っています。そして、谷間からヨタカ、遠いけれどフクロウの声も聞こえて、夜の鳥たちの世界となりました。
暗くなってしばらくすると、山の端が白くなっているのに気がつきました。不思議な光景です。皆で議論した結果、月の出であることがわかりました。今日は、ほぼ満月。それだけに、明るい月です。山の上から月が顔を出すと、自分の影がはっきりと見えるほどの明るさとなりました。 1度暗くなった風景が、また明るくなっていくのは不思議な体験でした。
バードウォッチングの醍醐味は、野鳥と同じ素晴らしい空間を共有することにあると思いました。
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