前回、日本野鳥の会のT岡さんと芝川調節池に行ったときに、ここはツバメのねぐらになっているはずと教えてあげました。彼らがさっそく7月29日の夕方に行ったところ、ツバメが2~3,000羽集まっていたと報告をもらいました。私も見に行かなくては思っていたのですが、もっとも暑い午後3時に家を出るのにめげてしまい出そびれていました。また、今年は天気が悪く夕方になると夕立の気配が濃厚になり、行くのを躊躇していました。そして、学会やらなんやらで行けず、やっと今夕、芝川に行くことができました。
去年は、8月20日に行きました。ただ、場所の選定を誤り、2~300羽のツバメが遠くを舞っているのを見ることができた程度でした。今年は、数も増えているだろうと期待しての来訪です。
今日は、涼しいので午後3時に外に出ても何の苦もありません。また、天気予報が外れて良い天気です。いつ雷雨になるかもしれないので、雨雲レーダーをたびたびチェックしましたが、大丈夫です。午後4時30分に芝川に着くと、さすがに日向は暑く日陰を見つけてバードウォッチングです。
緑地帯では、セミが大合唱しています。水面では、カワウ、ダイサギ、カルガモが目に付きます。このほか、カワセミが見えました。草原部分では、ホオジロとモズが姿を現します。たえず鳥が出現してくれるのは、芝川ならではです。到着時で、ツバメは数10羽飛び交っていました。土手に座って日没を待ちます。ちなみに本日の日没は午後6時13分です。
たいへん気持ちの良い夕方です。空は青く、ときおり吹いてくる風はさわやかです。その風に乗って、アキアカネとウスバキトンボが飛んで行きます。
日没時間がせまり太陽が雲に隠れると、さーっと涼しさを通り越し冷たい風が吹き渡ります。ハシブトガラスとハシボソガラスが数羽、ムクドリ10数羽の群れが2つ、南にむかって飛んで行きます。この方向にネグラがあるのでしょう。ヨシ原には、ダイサギとカルガモが数羽ずつ、入ってきました。ここが、彼らのネグラなのでしょう。
ところが、ツバメの姿がまったく見えないのです。到着したときにいた数10羽のツバメすら、姿が見えなくなってしまいました。夕方の空を飛んでいるのは、イエコウモリばかり。それもちょっとした数です。これはこれで見応えのある風景なのですが、肝心のツバメがやって来ませんでした。
1ヶ月前ならば、2~3,000羽、去年ですが10日前でも2~300羽がいたのですが、ゼロです。いないというのがわかったことで、ツバメたちのネグラは季節によって統廃合して行くことがわかりました。
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