国際鳥類学会議-奥日光ツアー
本日は、国際鳥類学会議の奥日光ツアーを、お手伝いをいたしました。参加者は50人、バス2台での来訪です。
実は、今年の日光は梅雨明け以来、ほぼ毎日雨が降っています。早ければ、午前中からひと降り来ます。夕方は必ず、もし雨がなければ夜に降ります。それも、カミナリと土砂降りのような雨です。昨日は、珍しく雨がないと思ったら宵のうちにざっときました。ですから、ツアーが決まって以来、雨のことが心配でした。
ところが、今日はまれに見る晴天。日光の人にしてみれば、暑い日となりました。ところが、池袋から来たら別天地のような涼しさ。まずは、高原の天然クーラーに満足していただきました。
私は、日光に通って25年になりますが、このシーズンの戦場ヶ原は1度くらいしか行ったことがありません。鳥が少ないと思っていたからです。雨の心配の次が、鳥がいないでした。
ところが、赤沼から歩き始めると、まずコサメビタキが迎えてくれました。加えて、オオルリの幼鳥の出現です。赤沼では、オオルリを見たことはありませんので、もう移動が始まっているのでしょう。そして、キビタキはきれいな雄が頭の上に来てくれました。ヒガラ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラなどのカラ類も皆で見ることができました。このほか、ノビタキ、ウソ、ホオジロなどなど。とにかく一線の研究者の方ですから、どんどん鳥を見つけてくれます。こちらは、名前を確認してあげれば良いのですから、なんとも楽なガイドでした。
戦場ヶ原の最盛期に比べれば、鳥は少ないことになりますが、幼鳥たちの姿や声を観察するのは良い季節でした。それに、夏休み中は人の流れが渋滞をするほど混む戦場ヶ原の木道ですが、空いていました。50人の団体が木道に広がって、バードウォッチングをしていても、さほど邪魔にならないですんだのは何よりでした。
三本松では、園地でランチ。ここでも涼しさを味わい、ノスリが飛び、ビンズイが姿を現してくれました。
そのあとは、二荒山神社や東照宮などのある山内を探索。大きな鳥居や並んだ石灯籠、五重塔を見つけては、さかんに写真を撮っていました。鳥だけでなく、日本の文化にも触れてもらうことができました。
ここで、午後3時。いつもならば、どっと雨が降っても良い時間でしたが、その気配なし。なんともラッキーな1日でした。
ところで、現在の日光市は大雨警報とカミナリ、強風、洪水注意報が発令中。日光に残ったカミさんから「雨とカミナリでいつもの日光のよう」と、報告をして来ました。
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