ツキノワグマの声か-日光
昨日まで日光でした。今月末に行われる国際鳥学会議のツアーの下見をK井さんとしてきました。2人とも戦場ヶ原は行ったことがあるのですが、東照宮を中心とした二社一寺は、まったく不案内。どこにバスを止めたら良いのか、コースはどうするのは、トイレはどこかと細かいチェックをしてきました。
ところで、今年も日光はツキノワグマの出没が報告されています。戦場ヶ原は、相変わらずですが、市街地の近くで私がいつも歩いている散歩道で見られたと、地元の新聞に載っていました。
また、日光の仲間は、戦場ヶ原のツキノワグマは熊鈴を警戒しなくなったと嘆いています。考えてみれば、1日何千人という人が「カラン、カラン」「チリン、チリン」と鈴を鳴らしながら歩いているのですから、ツキノワグマが慣れるのは当たり前。逃げずに、こちらを見てるシーンに出会ったとか。熊鈴を付けているから安心だと思って、深刻な被害に見舞われることのないよう祈るばかりです。
日光の録音仲間のTさんが、ツキノワグマらしい声が録れたと報告をしてくれました。自宅で聞こえた声を録音したところ、YouTubeにアップされいてるツキノワグマの声に似ていたというものです。渓流の音がうるさいですが、クマの口の動きと聞こえて来る声が一致していますので、ツキノワグマがこのような声で鳴くことがわかります。
https://www.youtube.com/watch?v=-Rcwp7UPDvE
この声を聞いて、私もどこかで聞いたことがあると思って、自分の音源を探してみました。不明とラベルがつけられた中にあるケモノ系の声が、これに似ていると思いました。2012年8月10日に録音、ちょうど今頃です。場所は、霧降高原を越えたところにある大笹牧場です。牧場が広がる手前の標識に置き、タイマー録音をした音源に入っていました。
YAMAHA W24で録音、ボリュームの増幅、500Hz以下のノイズを軽減しています。
「Bear120810_0300.mp3」をダウンロード
ぴったりとは一致していません。遠いために増幅しているので、音が変質していることもありますが、ツキノワグマも状況によっていろいろな声を出すと思います。雰囲気としては似ていますので、可能性があると思っています。
本当は姿を見て録音するのが理想的なのですが、クマばかりは声だけでも良いですね。
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