気になるソフト-Spectral Layers Pro2.1
これだけメモリー録音機が普及しているわりには、音楽用の編集ソフトの開発が遅れています。私自身、AdobeのAudition3.0をもう6年以上も使い続けています。この金額で、スペクトル表示ができる編集ソフトはこれしかないためです。Cool Editの時代から考えれば、録音歴と同じくらいこのソフトのお世話になっています。
ということで、ときどき他のソフトがでていないかリサーチをしています。今回見つけたのは、Spectral Layers Pro2.1です。
名称通り、データをスペクトル(声紋)で表示し編集することができるソフトです。また、3次元表示もできます。操作は、フォトショップなどの画像ソフトライクで、視覚的に編集していきます。また、音源の周波数構成の解析、倍音構成の解析、特定の楽器音の抽出、不要な音成分の削除、ノイズリダクション機能もあるとのこと。
また、SOUND FORGE PRO 11とはシームレスの連動しているので、波形とスペクトルを自在に切り替えて編集ができるはずです。
まずは、お試し版をダウンロードして、使って見ました。第一印象は早いです。Audition3.0だと、もったりとした感じでスペクトルが表示されていきますが、あっという間です。それもきれいです。ウグイスのさえずりを3D表示してみました。モノラルに変換して、ウグイスの声のあるところを拡大しています。
Windows、Macintoshどちらもあります。本日の価格の最安値は、36,288円。アカデミック版が30.551円となっています。現状は、英語版としてのリリースですが、年内に日本語版がリリースされ、無償アップデートできるとのことです。まずは、試用版で試してみてはいかがでしょうか。
メーカーのURLです。
http://hookup.co.jp/products/sonycreativesoftware/spectralayers/SLP2.html
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