今日のふなばし三番瀬海浜公園ーミユビシギ
先日、人だかりがしていたヨーロッパトウネンは、トウネンのウワサが流れて人気なし。今日、人が集まっていたのはハシブトアジサシでした。50人ほどの人垣ができていたました。
私がはじめてハシブトアジサシを見たのは、1970年10日6日ですから45年ぶりに再会です。たしか日本初記録だったと思います。場所は、当時オリエンタルランドと呼んでいた埋め立て地で、現在の東京ディズニーランドのあるところでした。このハシブトアジサシは、冬羽な上に遠くを飛ぶだけで識別には苦労しました。確認できたのは高野伸二さんとごいっしょできたからで、とても私一人では無理な状況でした。フィールドノートには、私も含めて9名の名前が書かれています。当時としては、これもでかなりの人出であったことになります。
さて、ハシブトアジサシは鳴くこともないだろうと、ミユビシギと遊びました。波といっしょに声を録ろうと、干潟にしゃがんでいるとどんどん近づいて来るのには驚きました。
ヒタヒタという足音が録れていないかと思ったのですが、さすがこれは無理。鳴き合う声のみでした。PCM-D100で録音、ボリュームの増幅、2,000Hz以下のノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「Sanderling140923_004e.mp3」をダウンロード
« サンコウチョウが渡っていく | トップページ | 特集は古書-『野鳥』誌9/10月号 »
「観察記録」カテゴリの記事
- 蝉時雨の中のキジバトのさえずり-六義園(2023.08.20)
- ガビチョウに間違えられたキビタキ-六義園(2023.06.04)
- ハシブトガラスの幼鳥^六義園(2023.05.28)
- エゾムシクイの地鳴き-日光(2023.05.27)
- カッコウ、ホトトギス、ご到着-日光(2023.05.26)
松田道生さま、
お久しぶりです。神戸です。貴重なお話をいつも楽しく拝見しています。
座っていると近寄ってくるミユビシギを観察なさっている風景、とてもいいなぁと思います。
昔の方も「浜千鳥」などは、きっとこのように楽しまれたのかな?なんて想像してしまいますね。
こういうのが贅沢だと、つくづく感じてしまいます。
「戦う人」と「四畳半」の内容にも共感です。いろいろな楽しみ方はあるとは思いますが、鳥を楽しむことは何はともあれ鳥がいてできるものであることを、忘れたくないです。
投稿: 神戸宇孝 | 2014年10月 1日 (水) 10時58分
神戸宇孝様
毎度、コメントありがとうございます。
いろいろ書いていても反応がないので不安ですが、こうしてコメントをいただけると励ましになります。
これからも、よろしくお願いいたします。
投稿: まつ | 2014年10月 1日 (水) 12時04分