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2014年10月13日 (月)

コウノトリの群はどこから

 昨日、葛西臨海公園に7羽の群れで出現したコウノトリ、気になるので調べて見ました。まずは、Facebookでの情報のコメント、メールをいただきありがとうございました。加えて、検索した結果、この群れの動きがある程度わかりました。

  9月10日 滋賀県長浜に8羽が滞在。
10月  9日 読売新聞Web:滋賀県長浜市の8羽が飛去。
      10日 静岡新聞Web:静岡県浜松市西区、静岡市清水区で8羽。後に東に向かって飛ぶ。
   12日 Twitter情報:藤沢と横浜の境を飛んでいるとの連絡が。脚輪発信機付き。
   12日 私信とWeb情報:神奈川県横浜市の遊水池に1羽。発信機付き。
     12日 東京都江戸川区葛西臨海公園で7羽発見

 私は、脚輪を確認できませんでしたが、滋賀県や静岡県では地上に降りている状況で観察され、脚輪や発信機が着いていることが確認されています。ですので、葛西の群も豊岡で放鳥されたものの一部と考えてよろしいかと思います。
 兵庫県豊岡市にある県立コウノトリの郷公園のWebサイトによると、放鳥や自然繁殖したものを加えて現在84羽のコウノトリが生息している計算になります。そのうちの一部の8羽が、長浜に飛来しおよそ1ヶ月滞在したのち、9日に飛び去り、10日静岡、12日に葛西に7羽、横浜市に1羽と分かれてしまったようです。
 群れでの記録は、豊岡周辺を中心に西日本でありますが、東日本では初めてでしょう。気になるのは、この季節ならば北から南、あるいは東から西に移動するのが、普通だと思います。一説には、台風を避けてという話もありますが、そこまでの能力はないと思います。もし、あるのならば他の鳥もたくさん移動して来るはずです。逆の漂行は、飼育個体がゆえの迷走なのでしょうか。
 つぎは、7羽の群れがどこで見つかるのか楽しみでもありますが、カメラマンの群れに追われないことを祈ります。

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