葛西臨海公園でタイマー録音-アオアシシギの声
初めて葛西で行ったタイマー録音は、まずまずの成果でした。
葛西は、録音機を隠すところがたくさんあるのでとても楽に設置できました。
19日の日の出は、午前5時49分です。夜の鳥のようすも知りたいと思い、少し早めの設定の4時30分~7時30分の間にしました。ねぐらにもどってくるゴイサギの鳴き合う声ではじまり、時刻は5時17分でした。そして、アオアシシギが5時28分、アオゲラのような声が5時29分、カルガモ、オオバン5時32分、モズ5時37分、ヒヨドリ5時40分と、レギュラーたちが揃いました。おおむね日の出の30分前に鳴き始め、日の出前後がピークとなりました。このほか、キビタキ、カワセミ、シジュウカラ、カケスなども録れました。狙ったクイナとアリスイは逃しました。
ただ、ノイズは大きいです。ノイズの元は、首都高速湾岸線で早朝も交通量がけっこうあることがわかります。録音機は3ヶ所に置きましたが、道路との距離でだいぶノイズの音が異なることがわかりました。おおよそですがノイズのレベルは、道路から300m離れたところでは-24~18db、200mで-21~18dbで最高が-6、70mで-18~15dbで最高が-3となります(録音ボリュームは最大)。数字が小さいほど、音が大きいことになります。もちろん、地形やマイクの向きの影響を受けますが、逆に大きな道路があっても300m離れればそこそこノイズが少なくなることがわかりました。
これに加えて、鳥が近くで鳴いてくれれば、なんとかなります。アップする音源はいちばんノイズの大きなところ、道路から70m離れたポイントに置いた録音機に入っていたアオアシシギの声です。YAMAHA W24で録音、2,500Hz以下のノイズを段階的に軽減、ノイズリダクションをかけています。
「Greenshank141019.mp3」をダウンロード
秋らしいアオアシシギの声となりました。
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