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2014年11月24日 (月)

この連休の蕪栗沼

 この連休は、3年ぶりに宮城県北部にある蕪栗沼に行ってきました。この周辺にある水鳥の渡来地の伊豆沼を含めると、もう40年も通い続けていることになります。
 とにかくマガンが増えました。蕪栗沼には2万羽、伊豆沼10万羽と言われています。私が通い始めた頃は千単位でしたので、こうなると”たくさん”としか言い様のない数字となります。そのため、新幹線の中から見える田んぼにもマガンが降りていますし、道路を走っていると飛んで行くマガンの群がよく見られます。
 鹿児島県出水にツル類が集中するのは餌付けの効果と言われますが、マガンには給餌していません。それなのに、この地域一帯に集中する不思議があります。ときあたかも、鳥インフルエンザの報告が当地からもありました。集団感染のリスクを軽減させるためにも分散させる方法はないものでしょうか。
 何はともあれ、蕪栗沼で録りたい音はマガンの飛び立ちの音です。かつてカセットテープのTC-D5で録音して以来、機種が新しくなるたびにチャレンジしていますが、なかなか思うように録れません。数千羽のマガンが飛び立つのですから、羽音が「ドドド・・・」となります。これを、凍てついた沼の畔で聞くと自分のお腹に響くような感じになるのですが、そうなりません。自然の音を録る限界を思い知らされる音です。
 今回は、PCM-D100で録音。マガンとの距離は、50~100m離れています。飛び立った数は千羽は超えていると思います。録音ボリュームは、普段は7ですが5と低めで録音しています。音源は、サンプリング周波数の変換、mp3に変換、前後にフェードをかけただけです。
「whitefronted_goose141124.mp3」をダウンロード
 M田ご夫妻、宿の手配から車でのご案内、ありがとうございました。Y成ご夫妻も、ご一緒できて幸いでした。


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コメント

蕪栗沼で思いがけなくお会いできて嬉しかったです。
僕も毎年11月に入ると伊豆沼に行きたくなります。東北の里山風景の中に身をおくだけでも貴重な体験です。
伊豆沼周辺を歩くことは、僕にとっては冬を迎える前のハロウィンの行事のように思います。
今年は久しぶりにオジロワシを期待しましたが、残念ながらダメでした。
以前は昼間に伊豆沼で羽を休めるマガンはいなかったと思いますが、第3工区近くの水面にかなりの数のマガンが降りていました。
近い将来、関東でもマガンが普通に見られるかもしれませんね。

つな様
 お会いできて幸いでした。思わぬ所での出会い、うれしいです。
 10年くらい前は、昼間の伊豆沼とその周辺では、マガンはほとんどおらず、カワアイサやミコアイサを楽しんだものです。このところ、マガンが昼間もいてカモ類がたいへん少ない印象があります。オオハクチョウは、もっとも少ないときに比べれば、増えていますね。
 確かにこれだけ増えたのですから、せめて渡良瀬に千羽くらい来てくれても良いと思いますよね。

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