日本野鳥の会総会2014
昨日と今日は幕張で開催された日本野鳥の会の総会に出席しました。去年は、カゼで体調を崩し欠席したので、全国の皆さんにお会いできるのは久しぶりです。
ところで、日本野鳥の会の総会は年1回開かれます。会の運営は、理事と評議員が法律上は担っていることになります。理事、評議員には、支部の代表や出身者がいることはいるのですが、全国に90ある支部を網羅することはできません。そのため、年に1度1泊2日ではありますが、支部の代表者が集まって勉強会と意見交換会が行われます。今年は50名ほどの参加者があり、意見交換会でも盛り上がり懇親会でさらに盛り上がりました。
なお今年は、創立80周年のため顕彰が行われ、柳生会長より総会に出席された対象者の方々に感謝状が授与されました。岐阜支部でカスミ網撲滅に奔走された丹羽宏さんもそのお一人でした。ちょうど一昨日に見た映画『鳥の道を越えて』に出演され、インタビューに元気に答えていたお姿を拝見したばかりです。生で見てもお元気でした。
昨日のプログラムは勉強会で、中西悟堂研究家の西村眞一さんの「日本野鳥の会誕生の秘話」は、悟堂追っかけの本領発揮のマニアックな内容。西海功さんの「DNA解析で見えてきた東アジアの鳥類の多様性と分類の今後」は、DNAによる新分類の話でしたが、マガモとカルガモのDNAに違いがないには皆ショックでした。
今日のプログラムは事務局と支部からの報告で、葛西のオリンピック問題の現状を東京の飯田陳也さんが報告。昨日、私の目の前でかなり飲んでいたのですが、ちゃんと報告していたのには驚きました。このほか、各支部からの問題提起や報告が発表されました。いずれにしても、皆さんお疲れさまでした。
昨日、丹羽さんのお話のなかに「昔の仲間に会えると思ってきた。しかし、知っているのは一人だけ。寂しいけど、考えてみれば当たり前だった」という言葉が残りました。私の世代でも、昔からの仲間は事務局を入れても10人もいないでしょうね。財団事務局は新人を多く出席をさせたので、なおさら若い感じがしました。それに加え、支部の方々も執行を担っている方々は若い人が多くなりました。少し世代が、交代していくのを感じた総会でした。
写真は、セミナーハウスのある海浜幕張駅前で行われた早朝探鳥会の様子。鳥がいなくても雨が降っても探鳥会を楽しませてくれる安西英明さんの熱弁が楽しめました。
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