ヤドリギ-赤城山
先日、赤城山の山麓を巡り新治で1泊してきました。日本野鳥の会がJR東日本とタイアップして予定しているツアーの下見です。日本野鳥の会の職員と旅行は在職中もなく、楽しい旅でした。
初日は空風の本場らしい強風のなか野鳥の姿を探すのに苦労しましたが、翌日は風も弱まり、いろいろな野鳥たちのとの出会いを楽しめました。これならば、ツアーも申し分のないコースを設定できると思いました。
赤城山麓は、レンジャク類が来ることで有名です。このポイントに行ってみると、たくさんのヤドリギがありました。他もさがしましたが、あるのはこの一角だけでかなりの高密度です。
前日の強風で落ちたヤドリギの実をT岡さんとH田さんが食べてみました。ヤドリギの実は淡いオレンジ色をして透き通り、いかにも美味しそうです。以前、イギリス人のバードウォッチャーから「ヤドリギの実は毒だから食べない方が良い」と教わったことがあります。レンジャク類は食べているのですから、おそらく核になる部分に毒があってまわりは大丈夫と勝手に解釈しています。いずれにしても自己責任でお願い、味がわかったら吐き出したほうが良いと言っておきました。
手にしてみると、凄いネバネバです。口にしたT岡さんの感想では、触感はライチのようでかすかに甘味があったとのことでした。ネットで調べても、どれだけの毒性があるのかいまいちわかりません。この日は、レンジャク類はいませんでしたが、ヒヨドリが食べていました。以前、キジが食べているのを見たことがありますので、野鳥は食べても平気なのでしょう。
イギリスなどでは、クリスマスのときにヤドリギの木の下にいる女性とはキスしてもよいという慣習があるとか。そちらのほうが、毒ですね。
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