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2015年1月

2015年1月31日 (土)

e-book版"Birds of East Asia"-ご紹介

 Mark Brazilさんの "Birds of East Asia" のe-book版が発売されました。現状では、アップル系のみで、i-Padやi-Phoneに対応しています。このe-bookの凄いのは音が出ることです。ですから、鳥の声を聞くことができます。実は、日本の鳥については私が音源を提供しています。このほか、台湾と中国南部、さらにヨーロッパとの共通種については各国の録音家が多くの音源を提供しています。そのため、鳥名、録音者、録音地のリストだけで、14ページににも及んでいます。ちなみに、私は317種416件の音源を提供しています。
 実際に、i-Padに入れてみました。まず、紙版は1kg近くあります。i-Padも1kgなのでほぼ同じですが、i-Padは他のことにも使えることを考えればこちらの方が便利です。
 目的の鳥を調べるのは、e-bookでは目レベルが表示されているページ、あるいは下に出るサムネール、索引で目的の鳥のページに行けます。ただ、タッチパネルの反応が遅いので、紙版のほうが断然早いですね。
 i-Padは、拡大して文字を読むことができるので、老眼鏡が必要な私にとってはe-bookに軍配が上がります。さらに、紙版が5,119円(アマゾンでは4,836円)、e-book版が1,700円ですからi-Padを持っていればだんぜんお得です。
 それにもまして、鳴き声を聞くことができるメリットは大きいですね。日本周辺に生息する鳥たちの声が入っているので、これから声による発見が多くなるかもしれません。とくに、ヨシ原に住むクイナ類、姿の似たムシクイ類の声を聞いて確認できるのは、e-bookならではです。これからのバードウォッチングの方法が、変わるかもしれません。
 アップルストアのURL.です。
 https://itun.es/jp/JZ_YW.l
Birdsofaisia150131jpg
 なお、同時に"Owls of the World"のe-book版も発売されています。こちらは、世界のフクロウ類の声を聞くことができますので、同様に夜行性で姿の見えないフクロウ類の発見につながる可能性があります。こちらも、日本に分布しているフクロウ類の音源を提供しています。
  価格は、紙版が6,400円(アマゾンで6,046円)のところ、e-bookは21.99ポンド(本日のレートで約2,500円)となります。

2015年1月30日 (金)

雪の日-ヒヨドリ

 今日の東京地方は、朝から雪。昼をすぎた現在は、みぞれとなっています。いちばん、雪の降りが激しかったのは午前11時頃、横殴りの降りとなっていました。
 そのなか、窓から見えるエノキにとまていたヒヨドリです。
Brownearedbulbulinsnow140130_2

 じっと耐えるように、とまっていました。そして、その声は「寒いよー」と言っているように聞こえました。

2015年1月25日 (日)

春猫、または「おはよう」と鳴くネコ

 今日は、風もなく暖かい日でした。近くの六義園に春を探しに行きました。昨日、紅梅が1輪咲いているのを見つけましたが、今日はその紅梅は10輪ほど花が咲き、さらに別に白梅も1輪咲いていました。寒い寒いと言いながらも、春は確実に近づいて来ていることを実感します。
 森の中で、シロハラがさかんに地鳴きをしていました。もう1羽がやって来て、追いかけ合いをしています。これも春のきざしでしょうか。これを、録音していると藪の中から「おはよう」と聞こえる声がします。はじめは、本当に「おはよう」と聞こえたのです。
 PCM-D100で録音。ボリュームを少しアップ、500Hz以下のノイズを軽減、ノイズリダクションをかけています。

「cat150125_001.mp3」をダウンロード

 いかかがでしょうか。「おはよう」と聞こえますか。もちろん、2,3声聞いてネコの声とわかりましたが、発情期を迎えた雌の声でよろしいかと思います。「猫の恋」など生物学的には発情期を迎えたネコの声は俳句の世界では春の季語となっています。今日の暖かさに誘われて、ネコも春の訪れを実感しての鳴き声なのでしょう。

2015年1月23日 (金)

スマホ・デビュー-GALAXY-S5 ACTIVE

 ガラケーを卒業して、めでたくスマホ・デビューいたしました。
 GALAXY-S5 ACTIVEです。迷彩模様が、おしゃれです。秋葉原のジャンク屋で売っていたケースがぴったりでしたので、さっそく購入いたしました。
Gakaxy150123
  防水でショックに強いというのが売りです。手元からフローリングの床に落とす程度の落下実験しかしていませんが、大丈夫でした。
 写真はとてもきれいに撮れますが、音はどうなのでしょう。ハイレゾ音源再生対応というのも売りですので、音も良いのでしょう。ということで、頭の上で鳴くヒヨドリの声を録音してみました。風がなかったで風防はなし。編集加工はしていません。前後をカットして、フェードインフェードアウトをしているだけです。

「Brown-earedBulbul150123.mp3」をダウンロード

 ただ、ファイル形式はmpag-4となりますので、編集ソフトのAuditiom3.0は受け付けてくれませんでした。SpectroLayers Pro2.0では、読み込めましたのでwavに変換して編集しました。
 音源はモノラルで、音の高さは20,000Hzまでフォローしていますので、ぎりぎり野鳥の声の録音ができることになります。

2015年1月21日 (水)

寒中お見舞い申し上げます

 去年の暮れ間近にアクシデントに見舞われ、しばらくブログ、Facebookをお休みしておりました。多くの方々にご心配をおかけし、申しわけございませんでした。また、お見舞いのメール、コメントをいただき重ねてお礼申し上げます。
 これより、少しずつ復活していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まずは昨日、文化放送「朝の小鳥」のスタジオがありました。今回は、私をはじめ皆さん、元気な顔がそろっての収録となりました。いつも通り以上のスムーズな進行で、無事に収録ができました。どうぞ、引き続きお聞きいただければ幸いです。
 2月のテーマは、一足早く春を感じてさえずり始めた沖縄の野鳥たちです。
 1日 リュウキュウキジバト
 8日 セッカ
 15日 リュウキュウキビタキ
 22日 アカヒゲ

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