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2015年2月21日 (土)

ハシビロガモのディスプレイ

 私がバードウォッチングを始めた頃は、ハシビロガモは珍しい鳥でした。明治神宮探鳥会で上野の不忍池にいるというので、探鳥会のあとにわざわざ見に行った記憶があります。そのため、あまり観察をしたことはありませんでした。ところが、ここ数年は六義園の池が汚れたせいか、増えて来て良く見られるようになりました。このところ、まぶしい日差しに誘われてか、数羽が集まってくちばしを斜め上に向けて鳴き合う行動が見られるようになりました。どうも、ディスプレイのようです。考えてみれば、ハシビロガモのディスプレイは見たことがありませんでした。また、声を録音したのも初めてです。
 ハシビロガモのディスプレイは、良く見られるオナガガモ、カルガモ、コガモなどとは違ったパターンであることがわかりました。多くのカモが、首を反らしたりお尻を上げたりするのに対し、くちばしを見せ合うだけです。また、鳴き声も「クワクワクワ」と鳴き続けるだけで、他のカモが出すような「ピッ」という高い声で鳴きません。デジカメのニコンS9700にて動画で録音、ボリュームの調整など、かなり加工しています。



 今日の観察で、面白いと思ったのはすでに番形成がすんだ雌雄は、くちばしを45度くらいの角度をつけて、上下させたり上げたままで見せ合う行動をしていました。これで、番の確認をしているようです。ところが、そこに別の雄が2羽やってくると、この雄2羽は雌に対してくちばしを上下させるのは同じですが、その震幅は大きく、くちばしが水の中に入り水をしゃくり上げ、水をしたたり落とす行動となりました。よりくちばしの大きさをアピールしているように見えます。ちょっと、わかりにくいのですが、下の写真では左の2羽の雄がやっています。特に左から2羽目の雄のくちばしから、たくさんの水が落ちています。

Shoveler150221
 ハシビロガモのハシビロガモたるゆえんは、大きなくちばしにあり、くちばしの大きさを誇るための行動に見えます。さらに、つがえない雄はよりくちばしの魅力をアピールするために、水をしゃくりあげる行動を加えるという推理はいかがでしょうか。

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