梅雨はサギのコロニー
ちょうど4年前の今ごろ(2011年6月5日)、埼玉県南部にあるサギ類のコロニーに行っています。アマサギ狙いだったのですが、コロニーではいろいろなサギの声が入りまじってしまい、目的のアマサギの声だけを録るのは困難でした。
その後、このコロニーがどうなったのか気になって、今日訪れてみました。都心に近いコロニーなのでギャラリーがいるかと思ったのですが、週末にもかかわらず私1人でした。もっとも、私の行ったポイントからはコロニーを見渡すことができず、写真は撮りにくいロケーションです。後で気がついたのですが、カメラマンは対岸に8人ほどいました。こちらのほうは、距離があっても光線もよく、サギが見えることになります。
幸いにして人もいないことがわかりましたので、立ち入り禁止の立て札の手前に録音機を置いておきました。OLYMPUS LS14で録音。ボリュームはそのまま、1,000Hz以下のノイズを軽減しています。
「egrets150613.mp3」をダウンロード
サギ類は、コサギ、ゴイサギ、チュウサギ、ダイサギ、アマサギがいました。数の多い順です。アオサギとカワウは周辺で飛行しているのを見ていますが、コロニー内では見ていません。
録音機を置いたとき、いちばん近くにいたのはコサギですからコサギの声の可能性があります。しかし、いろいろな声が録れいて、どの声がどの種類なのかの特定は難しいですね。
以前と比べると密度が高く、サギ類がたくさん木にとまっているように感じました。出入りも多く、多くなった印象です。このコロニーに隣接して耕作地があるのですが、放置されているようで、荒れていました。そのため、以前歩けた草むらの道が消えているなど、人が立ち入っている気配が少ないのが幸いしているのかもしれません。
それにしても、暑い日でした。少しでも涼しいうちに思って午前9時に到着したのですが、すでに耐えがたい湿度と温度、サギのコロニーの取材らしい天候のなかでの録音となりました。
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