ハシブトガラス幼鳥の発声練習-六義園
昨日、六義園でハシブトガラスの幼鳥が、セミ時雨の中で鳴き続けていました。巣立ったばかりの頃の幼鳥は、甘えたような「ウンガー」や「ガーア」と聞こえる声で鳴きます。しかし、これでは「お腹が空いた」という意味しか伝えることしかできないでしょう。仲間同士の合図をするためには、「カア」と鳴かなくてはなりません。そのため、この季節に、発声練習をするようです。
PCM-D100で録音。ボリュームのアップ、セミの声の音域(6,000Hz以上)を大幅に音量を下げています。2,000Hz以下の低音ノイズの軽減、ノイズリダクションをかけています。
「largebilled_crow150726_001.mp3」をダウンロード
いろいろな声を出しては、調整しているようにも聞こえます。この練習は10分程度でしたが、以前20分以上、鳴き続けていたこともありました。暑い中、セミの声の騒音の中での練習は、ハシブトガラスがハシブトガラスとして生きていくための成長の過程なのかもしれません。
いずれにしても、このシーズン限定のハシブトガラスの鳴き声です。
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