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2015年9月25日 (金)

ユリカモメの幼鳥の声

 昨日は、日本野鳥の会の理事会でした。今年度は今のところ順調で、まずは安心。この調子で年度後半も進行してくれればと思います。
 理事会のついでに、安西英明さんから依頼を受けていた野鳥の音源を届けました。懇親会で安西さんから「ユリカモメの幼鳥の声が欲しい。もらった音源に少し入っていた。」との指摘を受けました。ユリカモメの成鳥と幼鳥によって声に違いがあるとは、思ってもみませんでした。さすがにバードウォッチャーの最高峰、安西さんです。
 ということで本日、音源をチェックしてみました。音源は2月、上野不忍池で給餌に集まるユリカモメの声です。ほとんどが「ギャーッ」や「バャー」と聞こえる基音が2,000~2,500Hzにある声で成鳥とのことです。このなかに「キュウ」あるいは「キュ」と聞こえる声が幼鳥だそうで、基音が4,000~4,500Hzにあり成鳥の声に比較して高く短い声でした。
 世界の鳥の声が集められているXeno-cantoで確認すると、ロシアで録音された幼鳥の声と一致しています。
 ユリカモメの幼鳥、こんな声です。PCM-D1で録音。約6分の音源の中から幼鳥の声のみを抽出。3,000Hz以下の低音を軽減。ノイズリダクションをかけています。



 これから、ユリカモメが渡って来るので、成鳥と幼鳥の声の違いを改めて確認したいと思います。また、ユリカモメにおいて、これだけ違うのですから他のカモメ類も気になります。オオセグロカモメとセグロカモメの1年生の幼鳥を姿から区別するのは、よほど条件が良くないかぎり私にはできません。まず幼鳥特有の声があるのか、そしてオオセグロカモメとセグロカモメで違いがあれば、野外識別のヒントなると思います。今年の冬の課題ができました。
 安西さん、ありがとうございました。  

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